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- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772405430
作品紹介・あらすじ
明白な虐待や親のアルコール依存が存在しない家庭からも、慢性の抑うつ感、自己評価の低さ、コミュニケーション不全といった問題に悩まされるアダルトチルドレンが生まれてくる。これらの患者のカウンセリングの中で、著者らはその背景にある家族関係に共通する特異性、すなわち、親の要求が子どもの要求に優先し、親の要求を満たす責任が子どもに帰せられるという構造に注目し、この家族を「自己愛家族」と名付けた。本書では、従来のACOA概念との共通性を踏まえて「自己愛家族」モデルの成立と臨床への応用可能性が述べられ、豊富な症例とともに行動療法、ブリーフセラピーを基盤にした著者ら独自の治療技法の詳細が描かれている。また巻末の補遺においては、精神分析理論による自己愛の概観とさまざまなテクニックを援用して成功したセッション例が収められている。
感想・レビュー・書評
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こういう理解もできるなあと関心を持ってる概念
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「自己愛家族」というのは、子どもの要求よりも、親の要求が優先される家庭。
アルコール依存症や、身体的な虐待など、目立った虐待が無い家庭で育っても、アダルトチャイルドになることがある。
「隠れた自己愛家族」のシステムがわかりやすく解説されている。
回復へのヒントを求めて、AC関連の本をいろいろ読んだが、我が家には依存症も暴力も無かった。
自分の育った家庭の問題点について、やっと納得できた。
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