ビオン臨床入門

著者 : ジョアン・シミントン ネヴィル・シミントン 森茂起

• 金剛出版 (2003年10月10日発売)

感想・レビュー・書評

[susuharaiさんの感想 · 2014年9月20日]

誠実で丁寧にビオンの思考を紹介した本です。
全体の見取り図を与えてくれるので、ビオンの著作を読むときに重宝しました。

[jonajonaさんの感想 · 2012年11月3日]

分かりやすい。現代のBion, W. R.入門のスタンダード。

[saruminoさんの感想 · 2007年6月16日]

難解なことで知られる精神分析家、ビオンについて書かれた概説書。
ビオンを、メラニー・クラインの流れではなく、独自の思想として評価した。

何回か読み返したがわからないところがある。
おそらくは評者の頭が追いつかないのだろうが、ビオンの思想が本質的に安易な理解を拒むところがあるからとも思う。
ビオン自身の著書に比べれば非常に入りやすい。

著者はビオンのスーパーヴァイズを受けている。

[いつきさんの感想 · 2006年5月18日]

松木センセイの入門書で謎だった「グリッド」が本の少しわかったような気持になった。臨床にどう使っていくかはまだわからない。