原発事故緊急対策マニュアル 放射能汚染から身を守るために

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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772610285

感想・レビュー・書評

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  • まさか自分が生きている間にこういう本を読まなければならない日が来るとは思いもよりませんでした。ここに書かれてあることは今の日本人にとって「常識」となってしまいました。

    ●被曝を防ぐには
    1、遠くに離れる放射性物質から離れれば離れるほど安全に!2倍離れると影響は1/43倍だと1/9
    2、放射線をさえぎる機密性の高い、コンクリート製の大きな建物に避難しよう!
    3、放射線にさらされる時間を短くするもしも体の表面を汚染されたら、できるだけ早く、大量の水と石けんで洗い流す。
    4、内部被曝を防ぐために汚染された水・食品はできるかぎり避ける。できるだけ早くヨウ素材を服用する…。

    まさか自分が生きている間にこういうことが書かれてある本を読まなくてはならないことがあるとは思いもよりませんでした。この本はかつて出版されたものの新装版で、知っておきたい被爆の単位、ですとか。放射線を浴びないためにはどうすればいいのか?そういうことが徹頭徹尾書かれています。僕はテレビを最近ほとんど見なくなったので、詳しいことはまったく知らないんですけれど、どの程度、こういうことがアナウンスされているんでしょうね?

    放射能の拡散分布図なる動画を見ていると、僕が住んでいるところも何度も放射能雲が流れていったことがわかってものすごく暗澹とした気持ちになってしまいました。もう、どこにも逃げ場はないのだな、と。ここに書かれていることは今の日本人にとって、いまや必須の知識になってしまいました。
    「原発の大事故は絶対におきない」
    と喧伝して、原子力発電所を開発し続けてきた、それがこの帰結なんだ。そんなことが頭をよぎっています。まぁ、その中で僕ができることが、この駄文が少しでも多くの方の目に留まって、この本が世に触れるようになり、避けられるべきところが避けられた。そんなことがもしあったら、それに勝る喜びは、ありません。

  • 資料ID:98110262
    請求記号:543.5||N
    配架場所:工枚普通図書

    放射能汚染をむやみに不安がるより、まずは知識を身につけましょう!

  • 読了。後半は政府への要望など、ちょっと微妙な部分もありましたが、感情的な反原発・脱原発ではなく、分かりやすい本だったと思います。特に、旧単位(レム、キュリーなど)と新単位(ベクレル、シーベルトなど)の関係が分かると、チェルノブイリ事故の頃の本を読むのに役に立ちます。重ね重ね、安いし、おすすめです。(2011/5/19)

    7番乗り。有隣堂書店たまプラーザテラス店にて購入。読中。分かりやすいのに安い。せっかく安いので読んでおくべきかと。(2011/5/18)

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