ワンコインの子育てシェアが社会を変える!!: 欲しい子育て支援は自分たちの手で創り出そう

著者 :
  • 合同フォレスト
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本棚登録 : 30
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772660211

作品紹介・あらすじ

自分たちの未来は自分たちで創る!
未来型子育て支援—〝AsMama〟で立上がった
パパ・ママたちの子育てシェア奮闘記。

AsMama(アズママ)が取り組んでいる「子育てシェア」とは……。
パソコンや携帯電話を使って、ワンコインで顔見知り同士が安心して気兼ねなく子どもの送迎や保育を頼りあう仕組みです。

●経済産業省「Jump Start Nippon」ベンチャー支援案件として採択
●日本経済新聞社主催「日経ソーシャルイニシアティブ大賞」のファイナリストにノミネート
●Stevie Awards主催の「International Business Awards」ではMost Innovative Company部門での「Bronze賞」を受賞
●サイバーエージェントベンチャーズ主催の「Rising Expo 2013」において「監査法人賞」を受賞(いずれも2013年)

感想・レビュー・書評

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  • ママサークルをやっているので、子育て支援、ママ支援に強い興味があるので、読んでみた。500円で、顔を知ってる近所のママに子どもを預ける事ができるシステムを作っている。

    子育て世帯から、会社にお金はとらない、企業や行政からお金を出してもらうというのはいいと思う。何かあったときの保険もつけているとのことだが、昨今の子どもに関する事件の多さで、保険をつけただけで、自分の子どもを誰かに預けられるのか?という疑問は残る。実績があがれば、その懸念以上にニーズがあると言うことになると思うけれども。

    ママになると、今までできていた「普通」のことができなくなる。スタバにいって、本を読みながらコーヒーを飲む、とか、ゆっくり洋服を見る、とか。もっというと、ご飯を食べる、お風呂に入る、トイレにいく、ということすら、ままならない。どこかの市長が、「お母さんがお風呂にはいって自分を洗うのは2分くらいです、というのを聞いて、そんなに大変な事をしてると思わなかった。子育て支援に力を入れなければと思った。」と言っている記事をみて、ママとしては、結構当たり前ー、な事も男性にはほぼ知られてないんだなーと、びっくりした。それだけ自分を犠牲にしてたら、そりゃあ子育てって大変だ!辛い!と思う人だって増えるだろう。

    子育て支援って、待機児童を減らしたり、貧困対策とかも、もちろん大事だけれども、このASMAMAという会社みたいに、ママ同士を繋げ合って、助け合える環境を作ることにも、もっと注目しなきゃいけないよね、力を入れて欲しいなぁと感じた。困ったときも、災害時にも、近所に知ってる人がいる、「大丈夫?」といってくれる人がいる事が、どれだけ心強い事か。旦那さんが仕事で遅くて、あまり家にいなくて、一人で子どもと向き合ってると、大きな孤独を感じたりする。自分も子どもをもって、初めてわかった事がたくさんあるから、子どもがいない世代の人には伝わりにくい。ママ達がもっと「こうして欲しい!」「これが困っている!」「こういうのがあったら、嬉しい!」というのを、色んな世代に発信していかなきゃいけないなぁ、思った。

    このASMAMAという会社は、この子育てシェアを将来的に社会のインフラにしたいという未来図がある。本来、ママ支援て収益をあげるのが難しいため、なかなか継続していくのが難しいという面がある。いい仕組みをつくって、改良し続けて、一人でも多くのママが、子育てを楽しめるように頑張って欲しい。

  • 先日のたまにわで話を聞いた、AsMama甲田さんの著書。子育てシェアの仕組みやAsMamaの変遷とこれからについてじっくり読みながら、理解を深めることができた一冊でした。全く知らなかったけど、以前の職場の同期がこの子育てシェアのシステム構築に関わっていることがわかったのも嬉しかった。世間は狭いなと思うと同時に、「システムには完成がなく、子育てシェアにも完成はない。毎日変化を続けたい」という部分は本当に共感した。自分の仕事も子育ても地域づくりも完成はないだろうけど、だからこそ毎日少しずつでも前に進めることが大切だよな、と思った一冊でした。

  • 「ワンコイン」「子育てシェア」
    さいきん耳にするフレーズだ。さて、どんなものだろう?

    携帯ひとつで「助けて」「行くよ!」がつながる仕組み。
    企業とのコラボレーション。

    いろいろと思い返されることがある。続きはブログだな。

  • ガイアの夜明けで紹介されているのを見て、「すごい!」と思って、この本を読みました。子育てする人達にとって、そして、子供達にとって、ほんとにすごい仕組み。ビジネスモデルもすごい。

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著者プロフィール

1975年大阪生まれ。米国留学を経て関西外国語大学を卒業後、環境事業団(現・独立行政法人環境再生保全機構)にて役員秘書と国際協力室を併任。2000年ニフティ株式会社に転職し、海外事業の立ち上げに従事。2005年、同社在籍中に長女を出産。2009年、「頼りあえることで、一人ひとりがライフステージにかかわらずやりたいことが実現できる社会の仕組みを創ろう」と全国から同志を募り、株式会社AsMamaを設立。スタッフは全国に点在し、ほとんどが子連れで働く。24時間、ネットや電話で随時連絡を取り合いながら、各地で業務を行う。テレビ出演や雑誌、新聞等への掲載多数。編著書に『子育ては頼っていいんです〜共育て共育ち白書』(神奈川新聞社)がある。

「2013年 『ワンコインの子育てシェアが社会を変える!!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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