立法の中枢知られざる官庁新内閣法制局

著者 :
  • 五月書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772703734

感想・レビュー・書評

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  • 内閣法制局というあまりなじみはないが非常に重要な役割をになっている存在について、その内情がよく理解できる内容となっている。テロ対策特措法の法制局審査での変遷は興味深かった。議員立法と議院法制局についても切り込んでいる。

  • 面白かった~。
    たまたま内閣法制局のOBの授業を受けたので、この組織が気になって読んでみた。まさしく「縁の下の力持ち」。表に見えずとも、ニホンの法律は内閣法制局が支えている。アメリカの法律なんて相当にいい加減らしい。
    ただ、違憲立法を最も嫌い、論理性を最も好むこの組織は、建て前が通らない現代社会の異端児でもある。国の根幹を成す法制度はかくあるべきなんだろう。
    翻って、自治体の法制度はここまでの緊張した論理性を要求されない(こともある)のがよいことなのだろうと思う。

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著者プロフィール

1961年新潟県生まれ。明治大学政治経済学部教授、政治学者、博士(政治学)。専門は国家論、現代官僚制分析、立法過程論など。

「2020年 『増補改訂版 裁判官幹部人事の研究-「経歴的資源」を手がかりとして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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