マンガ「獄中面会物語」 (カルトコミックス)

著者 :
制作 : 片岡 健 
  • 笠倉出版社
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本棚登録 : 34
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773072204

作品紹介・あらすじ

全国各地の刑務所や拘置所で面会した殺人犯。

個性が際立っていた「7人」について、
面会と文通の記録をはじめとする膨大な取材データに基づき、実像をマンガで克明に描き出す。
日本中の誰もが知っているような有名な殺人犯たちについて、
実際に本人と会った者でしか知りえなかった実像と事件の意外なエピソードの数々とは。

◆小泉毅(面会場所・東京拘置所)
 元厚生事務次官宅連続襲撃事件(平成20年)――「愛犬の仇討ち」で3人殺傷
◆植松聖(面会場所・横浜拘置支所)
 相模原知的障害者施設殺傷事件(平成28年)――19人殺害は戦後最悪の記録
◆高柳和也(面会場所・大阪拘置所)
 兵庫2女性バラバラ殺害事件(平成17年)――警察の不手際も大問題に
◆藤城康孝(面会場所・大阪拘置所)
 加古川7人殺害事件(平成16年)――両隣の2家族を深夜に襲撃
◆千葉祐太郎(面会場所・仙台拘置支所)
 石巻3人殺傷事件(平成22年)――裁判員裁判で初めて少年に死刑判決
◆筧千佐子(面会場所・京都拘置所)
 関西連続青酸殺人事件(平成19~25年)――小説「後妻業」との酷似が話題に
◆上田美由紀(面会場所・松江刑務所)
 鳥取連続不審死事件(平成16~21年)――太った女の周辺で6男性が次々に……

※本書は弊社発行の書籍「平成監獄面会記」のコミカライズ版となります。

感想・レビュー・書評

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  • 興味深い

  • 作者が実際に会って話をした死刑囚たち。 世間のイメージとは違う、作者本人の生々しい感想が興味深い。

  • 犯罪者達への取材内容について描かれた漫画。あまりこういった情報を得ることがないので新鮮で面白かった。

    「死刑判決に至るほどの殺人を犯した人物は、大抵は精神障害や常識離れした正義感による殺人なのであって、根っからの悪人だと感じた人物は居ない」が原作者の意見だった。
    普通ではないが、凶悪な性格という訳ではないらしい。
    殺人を犯すというのは、余程の狂気が必要な行為なのかもしれない。

  • ニュースとは違った視点で事件と死刑囚のこと知ることができる。
    我々が普段ニュースで見ているのはほんの表面。その後のこと詳しい事件の内情、被告人については全く知らないのだ。
    何か犯人の肩を持つような表現がされているのが引っ掛かっていたが、よく考えると死刑囚は極悪人というよりは考え方が違うのかもしれない。皆人それぞれ人格や考え方は違うのだろうが、どういう生い立ちでこうなるのかはわからないが、ある方向に偏ってしまった人がここに出てくる被告人のようになるのか。
    筆者は悪人と思えるような人はいなかったと言うが最後の人なんかは悪人としか思えない。

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