ちいさな曲芸師 バーナビー フランスに伝わるお話 (末盛千枝子ブックス)
- 現代企画室 (2016年8月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784773816037
作品紹介・あらすじ
「いったいぼくはあなたのために何ができるのでしょうか?」孤独な曲芸師・バーナビーは、自分にできる ただひとつのことを、マリアさまのために一生懸命し続けるのでした。しかし......。800 年以上にわたって語り継がれ、オペラや歌、小説にもなってきた伝説を、アメリカを代表する絵本作家バーバラ・クーニーが、美しい絵本にしました。わが子にその名をつけたほど愛し、出版を切望した物語が、再びよみがえります。
感想・レビュー・書評
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赤ちゃんの時に母を亡くし、彼に曲芸を教え一緒に曲芸をした父も10歳の時に亡くした少年バーナビーは、一人で曲芸をしながら旅をしていた。彼の芸は上手だったのでとても喜ばれたが、暖かい季節が過ぎ寒くなると、彼の芸を見る人たちはほとんどいなくなる。雪が降り始めた中、芸を始めた彼に帰る家がないことを知った修道士は、彼を修道院に連れ帰り、そこに住まわせたが、彼は自分にできることが何もないことを悲しみ、みじめな自分に陥るのだった。
曲芸しかできない少年が、聖母マリアとイエスに喜んでもらいたいとした行動と、それが神の世界と人間の世界とでどう受け取られたかを、温かい挿絵とともに描く物語。
フランスに何百年も前から伝わるクリスマスのおはなしを、コルデコット賞を2回受賞したバーバラ・クーニーが、伝説のもとになった写本を見、彼がさすらったとされるフランスを旅し、スケッチした力作。
すえもりブックス 2006年刊の再刊。 -
バーバラ・クーニー好き。優しい色で描かれていた。お父さんが死んでからひとりで曲芸をするバーナビーが、冬にひとりぼっちなところで口をひらいたら泣いてしまいそうになったところでワタシも泣きそうになりました。ぐっとくる素敵な絵本でした。
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絵はほんとにかわいい。話も悪くないけど・・・
まあ、よかった。
突然のコメント失礼いたします。
こちらの本、表紙がとても綺麗ですね!うたさんのレビューを読むと内容も...
突然のコメント失礼いたします。
こちらの本、表紙がとても綺麗ですね!うたさんのレビューを読むと内容も素敵で読んでみたくなりました。
本棚、ざっと拝見させていただきましたが、素敵な絵本がたくさん詰まってるようなので、フォローさせていただきました。
今後ともよろしくお願いします
(*´∇`*)
これは、子どものための選書本に入れる本を探している時に、同じ選書委員の仲間から教えてもらって、私...
これは、子どものための選書本に入れる本を探している時に、同じ選書委員の仲間から教えてもらって、私もお気に入りです。
作者のバーバラ・クーニーは、このお話が好きで、自分の息子にバーナビーと名づけたそうです。
私も、佐藤史緒さんの本棚が気に入りました。フォローさせてくださいね。
よろしくお願いします。
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フォロー返し恐縮です。こちらこそ、どうぞよろしくお願いします
(*゚▽゚)ノ