UMLは手段 (技評SE新書 005)

著者 :
  • 技術評論社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774129372

作品紹介・あらすじ

UMLで成功するプロジェクトと失敗するプロジェクトでは、何が違うのか?すべてはUMLの位置づけにあった!コンサルタント・アーキテクトとして数々のプロジェクトに携わってきたオブジェクト指向の第一人者が、UMLを使いこなすための条件を明らかにする、実践的UML論。

感想・レビュー・書評

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  • 他のUML入門書とは切り口が違うので期待して読んだが、やはりいまいち分からない。
    UMLというのは幅が広いし奥も深いということだけは再認識できた。

  • 題名を見てこんなの当たり前だろうと思いながら興味を引いたので読んでみた。この本ではUMLを導入することが目的になっているプロジェクトでは、結局形だけ導入して有効活用されないと書いている。この本の言うように、UMLはモデリングできるぐらいの設計スキルがないとうまくいかないのである。10年前の私もこういったアタリマエのことがわからずUMLを使おうとした時期があったが、結局は業務フローとER図で事足りてしまうので使うことはなかった。

  • 新書は、専門書を読む気にさせれば成功だと思う。
    本書は、新書の枠を超える実践的な書籍だと思う。

    UMLは、道具である。
    道具としての価値以外のものを売りにしている人達がいかに失敗してきたかを説明している。

    UML関連文献でも、本当に必要なUMLの本と、
    読む価値のないUMLの本が見分けられるようになれば成功だと思う。

    たとえば、本書を読んだあとで、
    「UMLモデリング入門 本質をとらえるシステム思考とモデリング心理学」 児玉公信
    を見ながら、実際、図を書いてみてはいかがでしょうか。

    アーキテクトについては、
    たとえば本書を読んだあとで、
    「コンピュータの構成と設計」 デイビッド・A. パターソン、ジョン・L. ヘネシー
    「コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ」
    を読むようなら成功だと思う。

    成功かどうかは、読者が次にどの本を読むかで決まるのかもしれない。

    ps.
    疑問に思ったのは、アーキテクトに関して、
    「人にまかせる」
    ことを正としている点だ。

    自分の周りのアーキテクトでは、OSにしろ、コンパイラにしろ、ネットワークプロトコルにしろ、
    人にまかせるのが嫌いだから、自分でほとんど設計している。

    人にまかせるのが好きな人は、アーキテクトではなく、アーキテクトの作ったアーキテクチャを使う人のことではないかと感じた。

    ps.
    Enterprise Architectを購入すると、
    「UMLモデリング入門 本質をとらえるシステム思考とモデリング心理学」
    「その場でつかえるしっかり学べるUML2.0 」
    などの本の図の書き方の資料があるらしい。

  • [ 内容 ]
    UMLで成功するプロジェクトと失敗するプロジェクトでは、何が違うのか?
    すべてはUMLの位置づけにあった!
    コンサルタント・アーキテクトとして数々のプロジェクトに携わってきたオブジェクト指向の第一人者が、UMLを使いこなすための条件を明らかにする、実践的UML論。
    「SoftwarePeople」の特集を書籍化して、加筆・修正し、再構成したもの。

    [ 目次 ]
    第1部 UMLは手段(なぜUMLで失敗するのか 負け組パターンを分析する 勝ち組はここが違う コアコンピタンス経営によるUML戦略)
    第2部 アーキテクトに未来を賭けた(システムトラブルはなぜ繰り返されるのか アーキテクトに向いている人、向いていない人 間違いだらけのアーキテクト選び アーキテクトを育成する)

    [ POP ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「UMLって魔法の言葉に惑わされないでね」ってコトを言っただけの本。


    UMLは魔法じゃないよってこと200ページかけて言ってる。
    なのであまりオモシロくない本。内容が薄い。くどくどと言ってるから結局何が言いたいのかぼやけてしまってる気がする。

    まぁ勉強になったのは、「今はUMLが流行ってるから使ってみよう」という思想になったら負けですよと言うことぐらいかな。

  • タイトルにUMLとかかれているが、内容は大きく分けて「UMLの導入」と「アーキテクトの育成」の二つになる。UMLについては主に導入の成功例、失敗例の分析が記述されている。タイトルにだまされたが、どちらかというと「アーキテクト〜」の方が内容が厚い気がした。単純にUMLを知りたいのであれば本書はあまりおすすめしない。

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