組込みソフトウェア開発入門 ~組込みシステムの基本を‐ハードウェアとソフトウェアの両面から学ぶ!
- 技術評論社 (2008年8月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774135748
感想・レビュー・書評
-
もう少し概念的なものがテーマかと思ったら、結構下回りの話だった。
懐かしいZ80と再会。
ちょっと価格が高い気もするが、中身的には満足。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
090318
-
組込みソフトウェア開発が何か知らない人に向けて、組み込みソフトウェア開発がどんなものか、解説しているような本。
知らない人へのとっつきやすさや例えでのわかりやすさを追求した分、内容の正確性や実務書としての実用性は低いように感じた。
今、目の前に組み込みソフトウェア開発を仕事にする人には、筆者には申し訳ないが、他の本の方がいいと思う。自分が読んだ範囲では以下の方がいい。
実際に活かせるので、後々振り返る、ということもできると思う。
「組み込みソフトウェア開発スタートアップ」(CQ出版)
「トランジスタ技術SPECIAL forフレッシャーズ マイコンのしくみと動かし方」(CQ出版 )
自分がマイナスに感じたのは以下の点。
・概念的な説明に終始
全く知らない人にイメージをつけさせることはできると思うが、仕事をする上ではあまり役に立たない。
・テストの扱いが低い
"組込みソフトウェアに高い品質が求められている"と述べているにも関わらず、そのために気をつけるべき点や行うべき作業(テストに限らず、設計のポイントとか)の具体的な記述が少ない。
・先輩・後輩のキャラクタの必要性が感じられない
挿絵として対話がところどころに織り込まれているのだが、その意義がいま一つ感じられない。
親しみを持たせるなら、キャラクタを生かした説明手法(対話・事例、etc)を使うなりすればいいかと思うがそれもなく。
だったら、技術解説用の図を多くしてもらった方がよかったと思う。