三歳までに脳で何が起きているのか? ~コトバや喜怒哀楽、知能、性格はこうして生まれる
- 技術評論社 (2012年10月20日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774153278
感想・レビュー・書評
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新生児だけにみられる原始反射は大脳の回路が出来ると消失する。
誕生直後に最も数の多いニューロンは一歳までに急激に数を減らす。
それは新生児は予備のニューロンをたくさん持って生まれてくるが、精緻な神経回路が作られる過程で必要なニューロンだけが残される。
ヒトとチンパンジーの遺伝情報はわずか1.23%しか差がないとのこと。
ヒトの臨界期(ある機能が獲得可能な時期)は以下の通りであると考えられている。
絶対音感7歳
視覚8歳
言語習得12歳
楽器習得14歳
ほめて育てる。は脳を喜ばせてその気にさせる点で、理にかなった教育法だと言える。
うつ病と躁うつ病は異なる。うつ病は日本人の20人に1人の割合でおこる。
躁うつ病は100人に1人の割合。
迷って試行錯誤を繰り返す程、賢くなる。
フリーランスのサイエンスライターの著書とのことだが、専門性が高かった。
著書も記しているが、間近に子どもがいて観察出来ることはとても興味深く、素晴らしい体験である。詳細をみるコメント0件をすべて表示