山伏ノート ~自然と人をつなぐ知恵を武器に~ (生きる技術! 叢書)
- 技術評論社 (2013年8月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774159171
作品紹介・あらすじ
自然と人の中間的な存在であった山伏が、原初から寄り添ってきた社会、文化を辿ることで、もう一つの日本の姿が浮かび上がる。自然との関係性が急速に失われつつある現代から未来への新しい通路をつなぐ、立体的・山伏の文化誌。
感想・レビュー・書評
-
著書の前作「山伏と僕」が、ルポルタージュだったのに対し、自然信仰の概念、山伏と社会の繋がりがより掘り下げて描かれており、山伏から派生した、自然信仰、民俗、芸能、文化、マツリゴトの関連をより知ることが出来た。 農耕文化と狩猟文化の両方からなる、土着の歴史を持つ日本人。そこを実感す。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
坂本さんはいろんな言葉を知ってるなぁ。ことしりだ。いや、物知りか。
八幡 はちまん は ヤハタ とも読むけど、ヤハタは朝鮮半島の古語で海、海賊とは。製鉄所〜。
シジマとか、ホとか、ホカヒとか。
フリは朝鮮語で神が来臨することで、風流とか。
美夜受比売の話。エピソードとして面白い。古事記、倭建命の部分も読んで行こう。
虹が立ったところには、市をたてなければならないなんて。蟲師の虹郎の話を思い出す。ギンコとはいつか会うはずだったんだ。もっと早く会っててもよかったのかもしれない。あの世とこの世の架け橋。 -
登山が好きな人は、山に行くと、カラダは疲れるのに、なぜかココロは元気になる、という経験があると思います。
そして、山に生きた山伏や山岳宗教である修験道にも興味をもつ方も少なからずあると思いますが、山伏や修験道についての本の多くが大変退屈でがっかりすることが多いです。
この本は、山伏や修験道についてその魅力や歴史が分かりやすく書かれており、おススメです。 -
20150207 自然との付き合い方を突き詰めれば山伏の生活も有りかと思います。たまにやって自然を感じるくらいでは今の世の中では気分転換にもならないのかも。
-
山伏の生活をしょうかい。
自然と共生する
そのくらしぶりがとても魅力的です。 -
ポップ有
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
ちょうどこの本を読んでいるのと同じタイミングで、知り合いからよく話に聞いていた庄内の山伏・加藤丈晴さんのインタビュー記事がアップされたのを読んで、相乗効果で面白かった!
http://greenz.jp/2013/10/16/takeharu_yamabushi/
山伏になる、ことが目的ではなく、その根底にあるものを修行を通して感じながら、自分の生き方を捉えなおしていく、というのがとてもいい。
私も、山伏修行に参加してみたくなった。 -
坂本君の山伏修行と自分のチャレンジしてること、カクハタ君の冒険、目的はほとんど同じような気がして、すーっと内容が入ってくる感じ。