GPUを支える技術 ――超並列ハードウェアの快進撃[技術基礎] (WEB+DB PRESS plus)

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  • 技術評論社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774190563

感想・レビュー・書評

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  • 本書は2017に発行されたものだから最新の動向は載ってないが、GPUは高メモリバンド幅だけどメモリサイズはCPUより小さい。一度にたくさんデータを処理できるけど置いてはおけないみたいな感じかな。
    内容所々理解不能だったけどGPUのハードからソフトまで広く書かれていたのは良かった。

  • 技術評論社の『GPUを支える技術』読んでるんだけど、めっちゃ楽しいんだけど、4章のアーキテクチャの部分わからないー。パタヘネ続き読んでから読むと楽しそう。「ディープラーニング部分正確ではない」みたいなレビューを見たけど、主眼はハードウェア理解なのでぼくとしてはヨシ。

    にしてもいままでGPUって「なんかよくわからんけど科学計算つよくてポリゴンとかピクセルとかめっちゃ描画できるサムシング」という認識だったんだけど、この本読んでると計算機なんだなあと認識変わってきた。GPUで動かすためのバイナリや機械語、とか考えたことなかった。精々GLSLかSPIR-Vくらい。

  • 2017/07/30 読了 GPUについて、ハードウェアからソフトウェア、ゲームから機械学習までを書いている。読者が、GPUについてどんな立場からも、情報を一通りおさえることを目的にしているのてはないか。2017/06/26 初観測

  • GPUのハードウェアとしての解説が大変参考になった。
    - 単精度浮動小数点演算が何並列で動くのか
    - メモリ階層と、それぞれのアクセスコストの目安
    - これらをソフトウェア視点でどのように制御するのか
    について、仕組みとして理解することができた。

    ARMやx86などの汎用プロセッサについての基本的な知識があれば、それと比較してのGPUのハードウェアとしての特徴を良く理解できると思う。

    本書はCUDAのプログラミングガイドではないので、実際にソフト開発を行うためには、別途、他の情報を参照する必要があるが、性能やボトルネックになる点については、触れられており、参考になる。

    反面、実際の活用事例であるディープラーニングの解説は、おまけ程度の記載。
    というか説明を端折り過ぎていて、誤解を生じかねないと思う。
    たとえば、「ミニバッチ」の説明が学習動作ではなく、推論動作のところに書かれていたりとか(253ページ)。

    GPUを演算ハードウェアとして捉え、CUDAなどを利用して有効活用しようと検討している人にとっては、良書。
    また、前半のビデオアクセラレータとしてのGPUの解説も面白かった。

  • コンピューターグラフィックスや科学部門での利用を含めたGPUの使われ方の歴史は面白かった。
    中盤から後半を楽しむには、数学や電子工学の知識が必要だと思う。読むのがちょっと苦しかった。

  • 請求記号 548.22/A 47

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著者プロフィール

●著者Hisa Andoシリコンバレーで、1990年代に先端プロセッサの開発に従事。現在はフリーのテクニカルライターとして、プロセッサやスーパーコンピュータ関係の報道や解説を中心に活動している。『コンピュータ設計の基礎』(マイナビ出版、2010)、『プロセッサを支える技術』(技術評論社、2011)などコンピュータアーキテクチャ関係の7冊の著書がある。また、ブログでプロセッサ関係の話題を紹介している。博士(工学)。●特別寄稿(3.3節)西川 善司 Zenji Nishikawa(トライゼット)●技術監修(5.2~5.4/6.2/7.1~7.2/8.4節の一部)成瀬 彰 Akira Naruse(NVIDIA)

「2021年 『[増補改訂]GPUを支える技術 ――超並列ハードウェアの快進撃[技術基礎]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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