ソースコードで体感するネットワークの仕組み ~手を動かしながら基礎からTCP/IPの実装までがわかる

著者 : 小俣光之

• 技術評論社 (2018年5月15日発売)

感想・レビュー・書評

[osawatさんの感想 · 2022年10月28日]

ふむ

[ゆうすけさんの感想 · 2019年5月5日]

socket(2) に AF_PACKET/SOCK_RAW/ETH_P_IP を指定してリンクレイヤーに接続し、その上に ethernet から tcp までを自作していくというもの。
カーネルモジュールを書くお作法は勉強しなくて良いし、変に改造してもカーネルクラッシュする心配はないし、ユーザランドでこういう自作をするのは仕組みに集中できるので良いなと感じた。一方で、STREAMS みたいなフレームワークのありがたみも感じることができた。

さらさらと読みこなすには、それなりに知識が必要。
- Linux (or UNIX) で C プログラミングをしたことがある
- POSIX スレッドとか、reader-writer ロックとか
- TCP/IP の概要を知ってる（OSI 7 階層モデルとか、カプセル化とか）

紙面の幅とか色々制限が色々あったのかも知れないが、コード自体は読みにくい。

[komodaさんの感想 · 2019年1月12日]

http://gihyo.jp/book/2018/978-4-7741-9744-9 ,
http://blogs.itmedia.co.jp/komata/

[fraserlibさんの感想 · 2018年8月22日]

請求記号　547.48/Ko 61

[takeoverjpさんの感想 · 2018年5月30日]

ARP, IP, UDP, DHCP, TCPをPF_PACKETを使いユーザプロセスで実装する本。
最初にプロトコルの概要を少し説明したあとは、ほぼソースコードで、最低限の解説を挟んでいく構成。
解説用に色々割りきったシンプルな構成のプログラムになっていてとてもわかりやすい。
プロトコル自体について知りたい人向けではなく、低レイヤに興味があって実装イメージを持ちたい人に最適な本だとおもう。

ところで久々にネットワークの本を読んだ。
やっぱりやってることはすごく単純。それだけに今これだけ多くの機器がインターネットにつながってそれなりに意志疎通できてる状況って奇跡的だなぁとあらためて感じた。