新キャッシュレス時代 日本経済が再び世界をリードする 世界はグロースからクオリティへ

著者 : エミン・ユルマズ

• コスミック出版 (2021年1月26日発売)

作品紹介・あらすじ

急進するキャッシュレス化社会は、日本経済に何をもたらすのか？
米中摩擦、コロナ禍による第二次世界大戦以来の“戦時体制”下で進む世界経済のブロック化こそ、日本経済復活のカギとなる。

世界はコロナ・パンデミックをきっかけに新たなパラダイムにシフトした。
株式市場のグロース株（成長株）バブル、つまり米中のバブルが弾けた時、世界でバリュー株の時代が始まる。その時、バリュー ＝ クオリティの象徴である日本、そして究極のバリュー株である日本株が必ず復活する。
その方策と道しるべを、気鋭のエコノミストが通貨の歴史から紐解き、その未来を予測する。
第1章　コロナ・ショックで進む世界経済のブロック化
第2章　戦後最大の好景気が訪れる
第3章　通貨の歴史　お金の誕生から貨幣の登場まで
第4章　電子マネーと仮想通貨の登場
第5章　日本が世界をリードする時代
第6章　日経平均は2050年までに30万円に‼

感想・レビュー・書評

[1920637番目の読書家さんの感想 · 2023年10月9日]

近視眼的な内容でした。

[unahoneさんの感想 · 2022年7月24日]

結構当たってる

[バルーンさんの感想 · 2022年6月26日]

エミン・ユルマズ『エブリシング・バブルの崩壊』のコマーシャルたくさんくるんで図書館いきましたがないんでこれ。２０２１年２月発行なので、この１年で世界はごろんって変わっちゃったんでアレですが、でもエミンさん「日本まだいける！　日本大丈夫！」ってスタンスなので好き。

が、が、新コロの経済対策で世界中お金をばら撒いちゃったんで、必ずお金の価値は下がりますよと。インフレになりますよと。だから金を、株を、ビットコインを買いましょう！　という結論？　読んでそうなんだろうなとは思えるけれど、いざ買うとそこが天井なんだよなぁ。

興味深かったのは日本のというか世界各国の借金のお話。意図的かはたまた周知の事実なのかサラッと書き流されていますが、国の都合で借金をチャラにしちゃうってこと。お金の価値をゼロにして最初っからやり直すっていうお話。タイミングとしては新紙幣発行が絶好の機会？　エミンさんはそこまでのことは書いてないけれど……、近くね？

[地方公務員さんの感想 · 2021年9月19日]

以前の「コロナ後〜」の方が面白かった。
今作は新鮮味を感じないし、銘柄も微妙。
ただ、これからもYoutubeチャンネルは拝見させていただきます。

[kobemaruさんの感想 · 2021年5月2日]

極めて散漫な展開。希望的観測が多い。しかも近視眼的な展開でしかない。

[bob-taniさんの感想 · 2021年1月26日]

グロースからバリューつまりはクオリティの時代へ。
今まで著者の総まとめ最新版のようなもの。
その意味でも今年読んでおくとお得な世界情勢視点。
歴史は韻を踏む。そのつもりでこの新しい冷戦と日本の在り方を見届けたいと思わせる書。

著者プロフィール

エコノミスト、グローバルストラテジスト。複眼経済塾取締役・塾頭。トルコ・イスタンブール出身。16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオンに。1997年に日本に留学。日本語能力試験一級を受けて、1年後に東京大学理科一類に合格。その後、同大学院で生命工学修士を取得。2006年野村證券入社、投資銀行部門、機関投資家営業部門に携わった後、16年に複眼経済塾の取締役・塾頭に就任。
著書に『大インフレ時代!日本株が強い』(ビジネス社)、『日本経済復活への新シナリオ 』(KADOKAWA)、『コロナ後の世界経済』『エブリシング・バブルの崩壊』(以上、集英社)など多数。

「2023年 『世界インフレ時代の経済指標』 で使われていた紹介文から引用しています。」