手のひらの五円玉 私がイエナプランと出会うまで

  • ほんの木
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 11
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775201251

作品紹介・あらすじ

本書は誌面の大半を割いて、まずわたし自身がイエナプランと出会うまでに、日本とそれ以外の国で、わたしの心に大きなものを残してくれた人々との出会いについて書いています。イエナプランをすでにご存知のみなさんには、「ああ、そういう出会いがあったからイエナプランに惹かれたのだな」とか「イエナプランを通してリヒテルズ直子が伝えようとしているのは、そういうことだったのか」という風に読んでいただけるとうれしく思います。また、イエナプランをまだあまりご存じでないみなさんには、できることなら、本書でわたしのさまざまな人々との出会いを追体験して、イエナプランへの一つの導入としていただければ幸いです。(著者はじめにより)

******************************************************

目次
はじめに
第1章育んでくれた故郷の人々

最後まで人生を楽しんで生きた母
戦火の下で「舞え」と言った祖父
高祖父の墓参りと咸宜園
跳び箱を最初から
直子を世界に翔ばせなさい
諦めるなら10年してから
遊んでくればいいと言われて留学へ

第2章海の向こうでめぐりあいし会いし人と社会

マレーシアのインド人家庭に下宿して
ラジャとラオ
30年後のロガヤとの再会
厳しい自然と人間の限界
政情不安を生きのびる
抑圧を生きるインディオたち

第3章アメリカンスクールでの子育て奮闘記

入学第一週目で怒り大爆発
子どもは学校で我慢を学ぶもの?
100%教員の自由裁量
保護者を大切にする学校

第4章オランダという国

わたしが求めているものって何?
教育を作る学校と学校を選ぶ親
違いを受け入れ違いを伸ばす学校
なん度でもやり直せるオランダ社会
社会がみんなで子どもを育てる
啓蒙とは鵜呑みにしないこと

第5章わたしが出会ったイエナプランナーたち

真の探究を教えてくれたケース
戦士と差別を生まない学校をめざして
リーン校長の「学習する学校」
共に生き、子どもを輝かす
水の流れを変える川の石のように
インクルーシブな社会は学校から

終章子どもへの関わり方11のヒント

①安心で楽しい毎日を
②子どもの力を信じて
③間違いと失敗は成長のベスト・チャンス
④ホンモノに触れられる豊かな環境を
⑤子どもと話そう
⑥消費者でなく生産者に
⑦努力を褒めよう
⑧競争でなく協働を褒めよう
⑨子どもを舞台に
⑩心のコンパスを信じよう
⑪大人たちが垣根を越えて

******************************************************

著者プロフィール

リヒテルズ 直子 Naoko Richters
九州大学大学院修士課程(比較教育学)及び博士課程(社会学)単位取得修了。アジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国に歴住後、1996年よりオランダに在住。オランダの教育及び社会について自主研究し、成果を著作・論考で発表。2011年3月、JAS(イエナプラン・アドバイス&スクーリング社)よりイエナプランの普及に貢献した人に贈られるエイル賞を受賞。「一般社団法人日本イエナプラン教育協会」特別顧問。日本での講演やワークショップ、シンポジウムのほか、オランダでは、日本人向けのイエナプラン研修や視察を企画・コーディネートしている。著書に『手のひらの五円玉 私がイエナプランと出会うまで』『祖国よ、安心と幸せの国となれ』(以上ほんの木)、『公教育をイチから考えよう』(日本評論社)、『今こそ日本の学校に! イエナプラン実践ガイドブック』(教育開発研究所)、共著に、『親子が幸せになる 子どもの学び大革命』『いま「開国」の時、ニッポンの教育』(以上ほんの木)など著書多数。子どもたちの「対話力、考える力」を引き出す『てつがくおしゃべりカード』『てつがく絵カード』(以上ほんの木)日本語版翻訳者。

「2020年 『イエナプラン 共に生きることを学ぶ学校』 で使われていた紹介文から引用しています。」

リヒテルズ直子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×