- Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775304518
作品紹介・あらすじ
楽園から冥界まで。古都から宇宙まで。神話・伝承・歴史・物語の地名1000以上。
感想・レビュー・書評
-
書架で見かけたので。
流し読み。
意外に西遊記の妖怪を覚えていることに驚き。
ところどころに現われる、
ユダヤ教・キリスト教に批判的な著者の意見が面白かった。
最後の、各文化の世界観をまとめで読んだ「中米の神話世界」が面白かった。
マヤが人身御供の思想を持ち込んだが、
人間は神々のトウモロコシであり、
生け贄を捧げることによって神々を養うことに存在意義があるというもの。
生け贄がなければ神々は力を失い、世界は滅ぶ。
人間の命が世界を維持するエネルギーである、と。
生け贄を捧げる、というとその残虐性ばかりに目が奪われ、
理解不能だと思っていたが、この解説で腑に落ちた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
甲賀三郎伝承に出てくる、人穴(普通な維縵国だけ)が全部書いてあって便利。
あとラグランジュポイントとか、『プリンプリン物語』(といふ人形劇が大昔あったのよ)に出てくる地名、OK牧場、阿修羅道、などなどいろいろ書いてある。
まぁそこそこ、面白い。 -
他のTIFシリーズを買ったら、出ているのを知って慌てて取り寄せてみたという。
形式的には、魔法事典の系列。(幻想図書事典もそうですね)1ページ横組み二段組みの、英語の辞書とかのような感じの組になっています。イラストは、あまり無し。古今東西の実在・架空ひっくるめての地名辞典。やっぱりあんまり深くは突っ込んでない感じで、更に突っ込み方にもばらつきアリ。が、それでも十分に面白く、また興味深いです。幻想、とはなっているけれど、たとえばトロイヤとかの実在の土地は史実なども交えられています。