長宗我部元親 土佐の風雲児 四国制覇への道 (Truth In History 16)

著者 : 吉田龍司

• 新紀元社 (2009年9月19日発売)

感想・レビュー・書評

[cv3-saratogaさんの感想 · 2018年12月22日]

戦国時代の四国の雄である長宗我部氏の勃興から滅亡までの国親、元親、盛親を扱う。
一度は滅亡した長宗我部氏を再興した国親、勢力を拡大し、四国統一を成し遂げた元親、大きな歴史の流れに飲まれ、長宗我部氏を滅亡させてしまった盛親、そして当主では無いものの悲劇的な死を迎え、元親を絶望させた嫡子信親と読み応えのある内容だった。
戦国時代の四国についてはほとんど知識のなかったのであるが、長宗我部氏の歴史をなぞる事で四国の歴史と他地域との関係性も知る事ができたのは良かったな。