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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775313015
感想・レビュー・書評
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・中世のキリスト教会は魔術を排斥したが、すべての魔術が対象だったわけではなかった。中世を通して、魔術に関するある判断基準が出来上がった。それは邪悪な魔術(悪魔的魔術・降霊術)と自然魔術の区別だった。ここでいう自然魔術とは神が創造した森羅万象に宿る自然の神秘力を人間に作用させる知識や技術のことである。たとえば、中世の人々は宝石には病を癒す力があると信じたが、それは星や惑星のエネルギーが伝わってきたものであり、その根源は神だった。したがって、宝石の癒しの力について研究し、それを実践することは自然魔術であって、間違ったことではないと見なされた。動物や植物の持つ超自然的パワーの研究も同じだった。
・ハワイでは王の影を踏んだ者は死刑という決まりがあった。これもまた影を踏むことで王のマナが奪われてしまうと考えられていたからだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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