名古屋四間道・古民家バル きっかけは屋根神様のご宣託でした (ポルタ文庫)

著者 :
  • 新紀元社
2.86
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 49
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775317877

作品紹介・あらすじ

婚約者だと思っていた男にだまされ、大切にしていた両親の遺産まで奪われた挙句、住んでいた部屋からも追い出されてしまった黒川まどか。
絶望のあまり川に身を投げようかとまで思い詰めていたところ、不思議な黒猫にスマホを奪われてしまう。
思わず黒猫を追いかけたまどかがたどりついたのは、一軒の古民家。
すると、黒猫がまどかの目の前で少女に姿を変え、自分を『屋根神』だと言い出した。
おまけに、行き場のないまどかと、古民家の住人でワケアリらしい青年コウに、ふたりで店をやるようにと『ご宣託』を下すが!? 
なりゆきで開店した駄菓子屋バルを舞台に描く、出会いと再生の物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 傷心の女性が神様の宣託により駄菓子バルを開店するお話

    以下、公式のあらすじ
    ----------------------
    婚約者だと思っていた男にだまされ、大切にしていた両親の遺産まで奪われた挙句、住んでいた部屋からも追い出されてしまった黒川まどか。
    絶望のあまり川に身を投げようかとまで思い詰めていたところ、不思議な黒猫にスマホを奪われてしまう。
    思わず黒猫を追いかけたまどかがたどりついたのは、一軒の古民家。
    すると、黒猫がまどかの目の前で少女に姿を変え、自分を『屋根神』だと言い出した。
    おまけに、行き場のないまどかと、古民家の住人でワケアリらしい青年コウに、ふたりで店をやるようにと『ご宣託』を下すが!?
    なりゆきで開店した駄菓子屋バルを舞台に描く、出会いと再生の物語。
    ----------------------

    子供向けのお菓子アレンジものは昔からマンガであるよね
    「OH!MYコンブ」とか「だがしかし」とか
    ただ、駄菓子を使ったお酒のおつまみにもなる料理となると結構ハードルが上がる
    でもまぁ、大人の遊び場としてであれば結構楽しそうな気がする
    昔食べた駄菓子も、もうないものもいっぱいあるし、新しいお菓子には大人としてしか馴染みがないものもあるけどね

    じゃがりこのマッシュポテトは学生の頃にハマってよくやってたなぁ
    パッケージは耐熱が考慮されていないので、カルビーの公式では容器から出す手順が推奨されているんだっけ?

    ビッグカツも、味の濃さとクリスピーな食感は何かと料理に使えそうな要素はある
    他にも味の濃い駄菓子は結構あるので、使えるものは結構ありそうですねぇ


    コウ写真に映りたがらないから、もしかして人間ではないのかもと思ったけど、そんな展開ではなかった
    実は神様の可能性も考えたんだけどね

    まぁ、大家とかオーナーだの、その他開店の手続きをしてるわけで、そりゃぁ人間でしょうねぇ

    コウが元バーテンダー故に登場するいくつかのお酒とカクテル
    ジンは飲みたくなって久しぶりに飲んでしまった
    物語に触発されたならトワイスアップで飲むべきだろうけど、冷凍庫から出してそのままストレートもなかなかよいものです
    まぁ、冬場の寒い部屋の中で飲むものではなかったなw

    あと、ホット・ウイスキー・トディ
    カクテルそんな詳しくないけど、とりあえず甘みを加えればハーブ等はなくてもいいんだろうか?
    今度また寒い日にやってみようかな

    ディーゼルはコーラとビールを合わせたカクテル
    作中では両方とも味噌風味のものを使ってたけど、うちにあるのは発泡酒とゼロコーラだけだしな
    なんか、インパクトの弱いカクテルになりそうだな……



    舞台となっているあたり、ちょっと歩いた事があるので、雰囲気がよくわかる
    円頓寺商店街とか、お菓子問屋街とか
    昔ながらの商店街の雰囲気を今も尚保ち続けてるよねー

    あと、図書館にも数えるほどだけど行ったことあるので、懐かしい
    ってか、スガキヤあったっけ?
    もしかして上の階まで上がってなかったか?
    でも、見かけた気がするし、愛知県内ならしどんな施設にスガキヤが入っていても不思議ではないからな


    あと、屋根神という文化は初めて知った
    屋根に社がある特殊な設定かと思ったら、この辺の一部でもまだ残っている文化なのね
    見かけた事ない気がするんだけど、ただ私が上を見て歩いてないだけか?



    神凪唐州さんの著作は「大須裏路地おかまい帖」に続いて2作目
    と思っていたけど、「異世界駅舎の喫茶店」のswindも別名義で同じ方なんだな
    知らなかった
    どうやら続編も出たようなので、機会があったら読んでみるか

  • 神凪唐州さんの『名古屋四間道・古民家バル きっかけは屋根神様のご宣託でした』読了!
    名古屋四間道を舞台にした物語。
    屋根神様(名古屋以外の人は知らんかも)のご宣託をきっかけに二人の人間の人生が変わる。
    駄菓子の卸問屋とかも出てきて結構面白かったです。
    地元系はつい買ってしまう。(笑)

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

■著者
神凪唐州(かんなぎ・からす)
第4回ネット小説大賞受賞作『異世界駅舎の喫茶店』(Swind名義/宝島社)でデビュー。
神凪唐州名義の著作『大須裏路地おかまい帖あやかし長屋は食べざかり』(宝島社文庫)は第『2回日本ど真ん中書店大賞』を受賞。
名古屋めし料理家としての顔も持ち、各種メディアへの出演・寄稿も行っている。
ほかに『名古屋四間道・古民家バル きっかけは屋根神様のご宣託でした』(新紀元社)などがある。

「2020年 『屋上屋台しのぶ亭 ~秘密という名のスパイスを添えて~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神凪唐州の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×