より良い外国語学習法を求めて: 外国語学習成功者の研究

著者 : 竹内理

• 松柏社 (2003年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

多様なデータと理論から外国語学習法を徹底的に分析し効果的な学習法の共通点を示すかつてない研究書!英語教育・外国語教育の研究を志す大学院生、研究者、現場の英語教師、すべての外国語学習者におくる必読の一冊。

感想・レビュー・書評

[ARAHOKUさんの感想 · 2019年6月27日]

外国語学習に関する文献がたくさんレビューされています。
すごい情熱です。
はたして効果的な学習法は？
ダイエットや健康、スポーツなんかもそうですが、安易でお手軽な方法はないということですね。

[FireHawkさんの感想 · 2007年11月20日]

自分の興味がある分野なので思わずタイトルと書評を見て買ってしまった。 外国語習得に関する論文を取りまとめたり、語学の達人の方法論を分析してみたり、切り口は面白くためになる。

無論 語学学習に王道など無いのだが、正直何か得られるものがあればと手にしたのだが、少々期待はずれだった。 雑多の事例や研究例を纏めて適切(と思われる）学習法として提示しているだけで、具体性をもった画期的な手法を提起しているわけではない。

本書を読むことにより、自分の語学学習アプローチは多少「語学の達人」に近いのかな？という確認が出来たことは大きな収穫では有るが、それ以上のものがかなったことが少々口惜しい。

著者プロフィール

竹内 理（タケウチ オサム）
関西大学外国語学部教授。
神戸市外国語大学卒業、神戸市外国語大学大学院外国語学研究科 （英語学）修了。
モントレー大学大学院（Monterey Institute of International Studies) 修了（英語教育学）。
専門は応用言語学、外国語教育学。
著書に『より良い外国語学習法を求めて──外国語学習成功者の研究』（松柏社）、
『「達人」の英語学習法──データが語る効果的な外国語習得法とは』（草思社）、
共編著書に『外国語教育研究ハンドブック──研究手法のより良い理解のために』（松柏社）など多数。
訳書にテランス・ディックス『とびきり陽気なヨーロッパ史』（尾崎寔監修、ちくま文庫）、
ゾルタン・ドルニェイ『外国語教育学のための質問紙調査入門──作成・実施・データ処理』（共訳、松柏社）など。

「2023年 『外国語教育研究ハンドブック【増補版】— 研究手法のより良い理解のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」