オイディプスのいる町: 悲劇「オイディプス王」の分析

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  • 松柏社
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775401507

作品紹介・あらすじ

悲劇『オイディプス王』のいたるところに、作者ソフォクレスはこれまで語られたことのない解釈を導く仕掛けをちりばめていた。それらを手がかりに著者は、予言者テイレシアスもオイディプスの母妻イオカステも、コーラスを形成するテーバイ市民たちさえも主人公の素性を知っていたことを解明する。オイディプスの母子相姦と父殺しは、誰も知らなかったのではなく、町ぐるみで黙認されていたのだった。著者の分析はさらに、はじめて見えてきたこの悲劇の風景の中に滲んでいる歴史的奥行きを抽出し、また啓蒙王オイディプスの救済の方向をも読み解く。

著者プロフィール

1957年生まれ。1993年獨協大学大学院外国語学研究科ドイツ語学専攻博士課程修了。現在、獨協大学外国語学部助教授。訳書に『二十世紀の100語/ドイツが選んだ現代を読み解くキーワード』(ズーアカンプ社他共同企画、共訳、2000)

「2002年 『現代ドイツ政治史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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