- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775505694
感想・レビュー・書評
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この作者の作品は、あまり読んだことがありません。
たぶん2〜3作目かな?
同級生同士のカップル。
高校時代に知り合いになって、好きになって、同じ大学に進学。
その在学中に攻めさまの家族の会社が倒産。
「アメリカへ留学する」と言って、大学を中退してしまい音信不通となる攻めさま。
この攻めさまというのが、『嘘ツキ』なんですね〜。
その場を盛り上げたり、他人の興味をひくための小さな嘘。
でも、そんな嘘を受けちゃんは気がついてたんですね。
高校時代からの付き合いがあるから。
アメリカへ行くという直前に、受けちゃんは告白します。
自分の番号だけを登録した携帯電話を渡して。
教えられた住所へ手紙を出すんですが、戻ってきてしまうんですね。
やっぱり嘘をつかれたんだ…と受けちゃんは思います。
卒業後、出版社で働きだしたある日、大学の同窓会のお知らせが。
攻めさまの情報が聞けることを期待して参加するんですが
なんと!攻めさまが現れます。
1次会終了後、2人だけでホテルへ。
そこで攻めさまの話を聞くんですが、『嘘ツキ』攻めさまの話は信用が出来ません。
売れっ子作家になってると言うんですが、自分だって編集者の端くれ。
そんな話は聞いたことがない、やっぱり嘘なのではないか…と。
おまけに、「昔からずっと好きだった」と言われても、信じることが出来ない。
当たり前ですよね〜、たくさんの嘘を目の前で見てきたんですから。
信じて裏切られるのは、誰だっていやですから。
でも、攻めさまの話は本当で。攻めさまからの告白も本当で。
やっと話を信じられるようになったんです。
4年間の空白を埋めるために、2人は甘〜い毎日を過ごすんでしょう。
しかし、この攻めさま。どうしてこんなに嘘をつくかな〜?
こんな嘘つきなヤツに、どうして受けちゃんは惚れちゃったのかな〜?
他にも、もっと誠実な人間はたくさんいるだろうに…。
それがわからないなぁ…。
嘘をつくというのは、決して誉められたことではありません。
だから、嘘をつく攻めさまは私はどうも…なんですね。
まぁ、『嘘も方便』嘘をつかないとダメなときもあると思いますが。
それが2つめのお話でした。
こっちの話では、私は攻めさま支持です。
嘘をつくというよりも、本当のことは隠しておくって事かな?
その方が幸せで、人も傷つかないってこともあるでしょうから。
「好きだ〜、嫌いだ〜」ってだけを言ってるお話よりも
現実にもこんな話はあるよね〜っていうところは好きですね。
人間くさい話って言うのかな?
でも、子育て中は『嘘をつかない!』と子供に言うのは、基本ですけど。( ̄m ̄*)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
梶沢貴晶(26)×園田史仁(26)。大学の同級会で再会した二人。4年ぶりに思いを通じ合わせるが、「ウソ」に振り回され・・・。恋するってたいへんねぇ〜と、もう恋することもない私はご同情申し上げます(笑)。梶沢の“ナイスモミアゲ”に心躍ります・・・アホ。