(感想)
表題作ももちろん良かったのですが、やはりファンタジー。
教会の神父リアンは不思議(治癒)な力を持っていて、
民の荷物運搬に付き添っている。
そこに現れたのが人狼一族で積み荷を盗まれた。
人狼は人間に害をなす悪い生き物!!
だけどリアンにはそう思えず、再び襲われた場所へ…
そこに現れたのは、あの時の人狼ハーディ(実は人間だった)
だけど過去の記憶をなくしてて…
人狼たちの縄張りに連れて行かれたリアン。
教会の教えのような悪いイメージはなく、教会にそれを伝えても信じてもらえず
逆に裏切り者とされてハーディとともに捕まってしまう。
そしてハーディは死刑。
ですがここでリアンの力が発揮されてハーディは助かります。
そして力を使い果たしたリアンを助けたのが、今度はハーディ。
お互い相手を救うことで治癒力は失いましたが、そんな力はなくてもいいよねvv
そして分かったのがハーディの過去!
実は彼も教会の神父で、人狼の害をでっち上げた教会に楯突いて
記憶を消され放り出されていた。
とにかく教会(一部神父)の私利私欲のために改ざんされた教え。
きっとこれからもその教えは伝えられていくのでしょうが、
この2人(ハーディとリアン)のような神父が他にもいると信じたいです。