クリスマスに願いを (マグノリアロマンス)

  • オークラ出版
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本棚登録 : 49
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775521540

作品紹介・あらすじ

莫大な借金を遺して父親が亡くなってから、一家の経済状態は悪くなるばかり。年が明けたら住んでいる家を手放すことになりそうで、この家では最後になるかもしれないクリスマスを楽しく過ごしたいとマリアンは願う。しかし、そんなマリアンの願いとは裏腹に、弟のアリステアは放校になって帰ってくるし、兄のパーシーは貧しい牧師と愛し合う姉のアリアドネに、金はあるもののろくでもない結婚相手候補を連れてきた。そして、兄にはもうひとりの客がいた。それは、顔に火傷の痕がある謎めいた伯爵で-。

感想・レビュー・書評

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  • 父が莫大な借金を残して亡くなり、我が家での最後のクリスマスとなったマリアン。兄は姉の結婚相手の資産家の男と、客の伯爵ギルを連れて帰宅した。マリアンはイタズラ好きの弟とギルと共に、愛する人がいる姉の為に騒動をおこす。次にマリアンと弟は何故か家に帰りたがらないギルを彼の母の元に送り込む計画を立てる…。ギルに恋心を抱くマリアンだが、突然のギルの不可解な行動に深く傷つく。「何があっても僕を信じてくれ」2人の想いがあまりにも切なかったけど、みんなで願いを込めたクリスマスプディングがもたらす幸せなラストが!
    まだ若いけど芯の通ったマリアン(16歳)と、気取ったところがなく、優しさがあふれるギル(28歳)。2人とも大好き!駅馬車の馭者まで、皆の温かい愛情が詰まった一冊、クリスマスまでとっておいて良かった♡

  • 初めて読んだ時は、ちゃんと読んでいなかったのか、よくわからなかったという印象で、この作家さんなら…と思って買ったのも関わらず失敗だったなぁと本棚に飾られていました。
    けどそこそこ評価も高いし、クリスマス近くなったら再読しようと捨てずに置いておいた作品。(確かクリスマスとは関係ない時期に発売されてた気がする)

    そして今回再読しましてちゃんと理解出来ました(*^^*)
    ヒロインがあと1、2歳上でも良かった気がしますが、落ち着きのないヒロインと一回り上の外交官らしい落ち着いたヒーローの組み合わせは良い感じでした。
    大絶賛はしませんが、再読では飽きることなく最後まで楽しんで読めました。

  • 昨今のヒストリカルロマにはお約束な、いわゆるホットなシーンをお求めの方には向いていない作家なのだが、この作家の作品は、私の求める全てのものがぎゅっと詰まっていると言っても過言ではない作家であり、こちらの作品も乙女痒くて転がれるロマンチックな作品なのだ。
    前半のヒーローに期待値が高いだけに、後半残念な男で、ヒーローにカリスマ性を求める方には向かない作品だが、乙女のトキメキから成長まで一気に楽しめる良いロマ
    その他あらすじなど下記
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4557.html

  • 【クリスマス・ロマンス】陰謀の部分がサラッとしか描かれてなくて若干拍子抜けしたものの、自分の家族や出会ったばかりのヒーローの幸せを祈るヒロインには好感がもてた。ヒーローは若白髪なのかな?心配しないで、そのうち時代があなたを追い抜いていくはず!?(笑)ヒロイン弟も今後増々成長していくと信じたい。そして長兄にもロマンスの神様が微笑みますように!

  • クリスマスプディングに願いを込めるというのは、ポピュラーなの?

  • 年若いピュアヒロイン*大人の影有ヒーロー。クリスマス・プティングをかき回す家族の描写が暖かい♥

  • 亡き父の遺した借金のせいで破産状態から抜け出すべく 長女を身売り同然に差し出そうとする鬼母もいたけど この家のしっかり者次女ヒロインと天然次男のおかげで楽しかった。二人に振り回されてたヒーローの身体が心配(笑 
    最後のほうの姉弟と悪人との修羅場を読んでたら冷汗がでた。きっとヒーローが助けにくるんだ !はやくしろっ!! と思ってたら・・・えええっ。救世主はあの人だった。唖然。最後までいろいろ問題山積みだったけど面白かった。

  • ☆6つくらい付けたいほど好き!

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