愛してはいけないあなた (マグノリアロマンス)

  • オークラ出版
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本棚登録 : 12
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775524015

作品紹介・あらすじ

アメリカからイングランドへと渡った二十一歳のシーリアは、十年近くものあいだ、ずっとこのときを待っていた-ノージントン子爵に復讐する機会が訪れるのを。かつてシーリアの母親はノージントンに陵辱されて子を宿し、出産の間際に亡くなった。身寄りがなくなった彼女は何年もこつこつと金を貯めながら、ノージントンに罪を償わせることだけを考えて生きてきた。そして、ようやくやってきたロンドンでノージントンに近づくチャンスをうかがっていたが、周囲の人々は彼を高潔や勇敢と思っていると知り-。

感想・レビュー・書評

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  • ひさびさのローズマリー・ロジャーズ。
    昔はもっとアクが強いイメージだったけど読みやすくなったなあ。なんというか同じヒストリカルでも、最近のものは、舞台をリージェンシーにしただけ、という感じのものが多いんだけど、昔からの大御所はやっぱりクラシカルな感じでいいなあ。

  • こちらは、2001の作品。
    復讐を誓ったアメリカから来た娘。彼女から見たイギリスの貴族社会という奇妙な枠の中で、情熱に翻弄されていく。
    一方で、ヒーローもスパイ活動で裏のある男。
    フランス革命後、扇動家によってイギリスの国内にも不穏な空気が流れる時代背景。そういった若干の史実を加えることで、物語にリアルさが加わって読み応えのあるロマになっている。
    ホットなシーンもそれなりにある情熱ロマ。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4909.html

  • 復讐のためイングランドへやってきたシーリアの話。
    復讐相手であるノージントン子爵はすでに代替わりしてあり、彼の息子コルターが子爵を名乗っていました。シーリアは彼を利用して復讐相手、現モアランド伯爵に近づこうとするのですが……。

    この設定で一番望むのは復讐相手の息子を好きになってしまった苦悩と、復讐はどうるすのか?という点かと思いますがこの2つについては満たされませんでした。

    物語は、政治に関わる出来事が絡まり展開していくのですが……どうも。ロマンスで心が満たされなかった!

    政治問題のミステリー部分にヒロインが関わるわけでも、
    ヒロインが復讐をガンガン進めていくわけでも、
    ヒーローが徹底してヒロインを攻略するというわけでもない、
    全てが薄味でした。

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