金の虎はオメガの王子を発情させる (プリズム文庫)

著者 :
  • オークラ出版
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本棚登録 : 28
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775529102

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  • 年上攻 人外 オメガバース ケモミミ 幼馴染 再会 孕ませ系 虎(攻) すれ違い

  • オメガであるというだけで、行動を制限されたり、注目の的になったりしてきたシャルル。悔しい思いをする中でも、努力を惜しまなかったのはすごいと思う。その頑張りにはオスカーの存在も大きかったのかもしれないけど。自分に自信が持てないからか、オスカーの想いを感じられないシャルルにはもどかしかったけれど、ちゃんと気持ちが通じ合えば疑問なんか挟めないほどお互いのことを思い合っている2人。言いたいことを言い合いながら、仲良く暮らしていく2人を思うと、幸せな気分になれた。

  • とても切なくてきゅんとするお話でした。
    シャルルは王位継承権がなくて、身内からの愛にも恵まれず、ひっそりと暮らしていたのに、その子供が将来の王になるかもしれないという事態になって、表舞台に引きずり出されることになる。制限のある中で自力で掴み取ったものもやんわりと遠ざけられて、自分の立場はわかっていてもやるせなさや悔しさを感じる姿が、見ていてとても切なかった。オスカーもシャルルのことを想っているし、焦りや苛立ちや心配もあったかもしれないけれど、でもちょっと身勝手さと傲慢さが目についてしまって、シャルルが不憫だと思ってしまうんですよね。でも何も言わずに寄り添ってくれたり、見えないところで色々気遣ってくれたり、基本的にはとても優しい。ラストのアンリとの別れが衝撃で、シャルルとアンリのことを思うと胸を抉られて堪らなかった。

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