マーベラス・ツインズ (3)双子の運命 (GAME CITY文庫 こ 2-3)

著者 : 古龍 川合章子

• 光栄 (2008年4月18日発売)

感想・レビュー・書評

[忍豚さんの感想 · 2014年4月13日]

「雙子的命運」

話は十四年さかのぼり、小魚児と花無缺の出生の秘密が明かされる。
武林の聖地・移花宮から身重の妻と共に逃れた美男の侠客・江楓。
一方、江湖にその名を轟かす大侠・燕南天は、義兄弟・江楓を救うべく駆けつける。
立ちはだかるのは、極悪盗賊・十二星相の"酉"・司晨客と"亥"・黒面君、"戌"・迎客神君、そして"申"・献果神君の過去も明らかに。
嫉妬に狂う移花宮の主・邀月宮主と、その妹・憐星宮主が仕掛けた、遠大な陰謀とは？
そしてただ一人残された江楓の遺児を拾った燕南天は、義弟の仇を討つべく悪人谷へ。
そこで待ち受けていたのは、「十大悪人」の卑劣な罠！
「血手」杜殺、「不男不女」屠嬌嬌、「笑裡藏刀」哈哈児、「不吃人頭」李大嘴、「半人半鬼」陰九幽。
赤ん坊を手にした彼らが思いついたのは、悪童の英才教育！ｗｗｗ
小魚児の育ての親たちが勢揃いし、江湖に出て行くまでの生い立ちが語られます。
物語のプロローグに登場し、小魚児に両親の仇の名を告げた者とは・・・？

ニン、トン♪

[さゆさんの感想 · 2013年2月10日]

江小魚と花無缺の出生の秘密が明かされる３巻。
最も二人の関係は予想は出来ていたけれど…。


江楓と花月奴の愛、燕南天の義侠心…。
どちらも美しくかっこいいです。

江小魚がどうしてこんな不思議なキャラクターになったのかがわかる巻でした。