- Amazon.co.jp ・本
- / ISBN・EAN: 9784775926970
感想・レビュー・書評
-
Audible利用(0h56m)
朗読:佐々木 健
今回も『シャーロック・ホームズの建築』(北原尚彦 文、村山隆司 絵・図)で紹介されている事件現場の間取り図と屋敷周辺の俯瞰図を眺めながら、佐々木健さんの素敵な朗読を楽しんだ。
依頼人のヘレン・ストーナー嬢は、変わり者の義父と二人で、サリー州のストーク・モーラン屋敷で暮らしている。
敷地俯瞰図のストーク・モーラン屋敷はとても寂しい場所に見える。外観図の築200年の建物に漂う陰鬱な雰囲気や、間取り図に描かれている閉塞感のある真ん中の寝室、奇妙な印象を放つ例の太い引き綱(ベル・ロープ)などから、ヘレン・ストーナー嬢が孤独で不安な生活を送ってきたことが伝わってくる。
ただ、すっきり且つゆったりとした建物全体の機能的な間取りは結構好き。でっかいモップでスイスイお掃除してみたい。
今回聴いたテキストでは、ストーク・モーラン屋敷の居間の位置について、中央の棟にあるとも翼棟にあるともとれる曖昧な表現がされていた。翻訳した方もこのお屋敷の構造を把握するのに苦労したのだろうか。
屋敷の構造について『シャーロック・ホームズの建築』では次の描写が紹介されている。
「屋敷はあちこち苔むした灰色の石造りの建物で、中央部分がひときわ高くなっており、その両側から湾曲した棟がカニのはさみのように張り出していた。」
……カニのはさみのように?この表現について、村山さんと北原さんは「メインの建物と棟(翼廊)は直線でできており直角に位置するが、それらをつなぐ部分が曲線を描いている」と推定している。
当然私は最初に紹介された文を読んでもこんなに具体的に想像できない。建物がわかり、登場人物たちの見ている景色や行動の詳細がクリアになっていく感覚が本当に楽しい。
同時に翻訳家は大変だと思った。忠実に訳しているのに別の建物ができあがってしまうことって十分ありえそう。 -
オーディオブックのシャーロック・ホームズ2作目視聴。
はるか昔に読んでトリックを知っていたので話の意外性は感じなかったりが、ドイル自選1位の話ということで、作り込まれた話だと感じた。全体的に地味な印象で個人的に好きな話ではないのだが、朗読が良かった。佐々木健さんが何役も演じていて、皆違う声に聞こえてすごい。
こんばんは!
おかげさまで建築本をお供に毎日楽しんでます(*^O^*)
これ、アガサ・クリスティの建築本もあればいいのに...
こんばんは!
おかげさまで建築本をお供に毎日楽しんでます(*^O^*)
これ、アガサ・クリスティの建築本もあればいいのにと思いました。
お掃除は……えへへ、我が家はごちゃごちゃしてるので、モップやルンバがスイスイ通るお宅って憧れで(^^ゞ
あと、あの時代の使用人になって知らん顔でモップかけながらご主人たちのお喋りに聞き耳立てたりしたいですー(笑)
足部分、やっぱり大きいですよね!廊下付きで3室並ぶからそれなりの大きさになるんでしょうけど、ヤシガニみたいな屋敷だなって思いました。
本当に、クリスティー版出ないかな〜と思いますよね!
ヤシガニ!確かに。まぁ思わず秘密の会話を聞いてしまう‥というシチュエー...
本当に、クリスティー版出ないかな〜と思いますよね!
ヤシガニ!確かに。まぁ思わず秘密の会話を聞いてしまう‥というシチュエーションなら、広いお屋敷中お掃除しまくりますね(^ ^)
でも実際自分が暮らすならベイカー街221Bサイズがいいです♪
実際暮らすならベイカー街221Bのぬくぬくなサイズ感が快適でしょうね♪
クリスティ版、今回のホームズ版の流れでそのうち...
実際暮らすならベイカー街221Bのぬくぬくなサイズ感が快適でしょうね♪
クリスティ版、今回のホームズ版の流れでそのうちどなたか出してくれないかなーと期待しています(о´∀`о)