アウシュヴィッツを生きのびた「もう一人のアンネ・フランク」自伝 (フェニックスシリーズ No. 119)

  • パンローリング株式会社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775942482

感想・レビュー・書評

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  • 同じ人間でもこんなにも狂ってしまうのが戦争なのだと改めて考えさせられた。

  • オーディブルで聞いた
    凄い本だと思った
    最初はもう一人のアンネ・フランクってという題に人の知名度を借りてるような違和感を覚えたが、そんな事どうでも良くなる様な内容だった
    タイトル通り、アウシュビッツの話だけでナチスの悪事への憎悪がメインなのかなと予想したが、全然違った!
    死の医師メンゲレにまで同情したり、ナチス兵が可哀想だと言ったりなかなか出来ない事だと思った
    全体として『赦す』ということが、大きいテーマとして流れていると感じた
    戦争体験にどう向き合い乗り越えたのか、トラウマに囚われたらヒトラーに負けた事になるという思いからヒトラーの別荘やアウシュビッツに戻る決意は凄い精神だと思う。屈服しそうになった心の動きや、どう考え対峙し赦したのか、考え人生でとても勉強になった。

    また、同じホロコート生存者のヴィクトール・フランクルの『夜と霧』という本にもすごく影響を受けているとの事で読んでみようと思った

    全ては自分の選択 という言葉がホロコートで迫害された人から出るとは、理解出来なかった。しかし、どのような状況でも自分が選択しているのだという、強い意思が大事なのだと思い知らされた。アウシュビッツの医師で死の天使と言われた、メンゲレに対しても、この人が私を殺さないで良かったと相手の立場で思えるというのは、凄いと思う。
    途中負けそうになった心の変化も描かれていて、人間味を感じた。

    戦争体験ももちろん印象に残ったが、医師としての相談の記録も家庭生活を送る上ですごく参考になった。
    精神疾患で症状が出ているのは、家族を代表して出ているのであって家庭全体に問題があると言うのはビックリした。

  • 選択とは自由の証

  • タイトルがすべて。なんかじゃ、ない。93歳の現役心理学者が、壮絶な人生と向き合い力強く、優しく諭す。自分を幸福な状態にする責任を、自分で持とう、と。

    原題
    The Choice: A true story of hope / Edith Eva Eger

    参考動画 https://youtu.be/d4do2y1iZWM
    Finding Freedom in... Auschwitz -Cause/Belief: Dr. Edith Eger at TEDxSanDiego 2012

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