- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775972090
作品紹介・あらすじ
実際にトレードを行っているあらゆるレベルの人たちから寄せられた、あらゆる角度からの130の質問に、アメリカ最高のモメンタム投資家4人が隠すことなく赤裸々に四者四様に答える!
感想・レビュー・書評
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著名な投資家4人が沢山の個人投資家達からの質問に答えてゆくという内容。わかりやすい。構成もシンプルで簡潔。読み物としての面白さよりも、実践的な内容であることもありがたい。蛍光マーカーが大活躍だ。
テクニカル分析を主体とした内容に感じるが、ファンダメンタル分析の重要性も少なからず組まれている。
チャートの動き、出来高、ボラティリティなどから反応し、ファンダメンタルズ要素を組み込み、小さなポジションから始める。
読んでいるとテクニカル分析を、いかに単純なルールとして落とし込めるかということを考えることになる。
果たしてファンダメンタル分析をそこまで端に追いやることが出来るのだろうか。
確かに個人投資家として、インサイダー的な優位性が手に入らないのであれば、ファンダメンタルにこだわる事が、いかにも滑稽に感じてしまう。チャートから現れるシグナルに従うことを主軸とし、ファンダメンタルズはそれを補うために使うようにすれば、感情で行う売買をすることもなくなる。
これからはファンダメンタル分析とテクニカル分析の組み合わせ、4:6くらいでミックスするくらいでやっていく方法も考えてみようと思う。
インターネットの普及が投資手法に与えた影響は計り知れない。過去の投資本に毎度のように出てくる手数料などは、今ではどうでも良いほどに安くなっている。これはファンダメンタル分析とテクニカル分析のこれからを変える要素の一つだし、インデックス投資神話の終わりも近い可能性すら感じる。と言うのは、インデックス投資がリターンを出せないということではなく、今後よりリターンを得るに足る根拠が出現するのではないかと感じてしまう今日この頃である。時間軸を共有しない二つの投資法を融合させるのは、インターネットという瞬時に世界の裏側と繋がる技術なんだろうなと感じる。
さて、とにかく大きな損はしてはならない。それは感情から距離を置くこと。何度でも戒めるべし。
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トレーディングで失敗して迷っている人に読んでほしい。金言がたくさんあり、学べることが多い。
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質問に対する4人それぞれの回答がただただ載っている。4人分載っているのがかなり効果的で、全員に言われた内容は本当に絶対なんだなぁという気がした。後は少しづつ人によって見解が違うところもあるけれど、4つの回答のうち、自分が最もしっくりくるものを採用すれば良いだけだし。出来高がある事が重要。上手くいかない時は投資額を減らす事。損切りは逆指値で絶対との事。などなど。
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一般からの質問に4人の投資家が答えるという方式なので、理論として整理されているわけでないが、投資手法としてのエッセンス部分は一貫していて学ぶところがあった。
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成長株投資メインの敏腕トレーダー4人が寄せられた質問に対して一問一答形式で回答していくといった内容の本。
参考になるので後日再読して内容を整理する。