「敵」と「自分」を正しく知れば1勝1敗でも儲かる株式投資 (Modern Alchemists Series No.130)

著者 : 角山智

• パンローリング (2015年4月11日発売)

作品紹介・あらすじ

勝てる投資家と負ける投資家の間にある紙一重の差。それは"自己を正しく理解しているか"である。自分の弱みがわかれば、パフォーマンスは改善できる。自分を知るために、記帳の習慣と自己分析を紹介。敵を知るために、類書ではあまり見られない指標群を紹介。

感想・レビュー・書評

[aky302002さんの感想 · 2017年10月24日]

無駄に煽ることもなく、率直に自らの投資スタンスを語り、
経験から得た知見を伝えようと試みた良書。

グレアムに学んだトヨタの分析、
バフェットに学んだ日本のエクセレント・カンパニーの例、
マニアックな５つの指標、そして過去の投資成績を
包み隠さず公開しながら、自らの失敗から学んで欲しいとする
姿勢は頭がさがる。

文字数が少なく、本としてやや物足りなさも残るが、
高額なパンローリングの本の中でも十分にバリューな一冊と言える。

[van33さんの感想 · 2016年7月7日]

PER=株価÷EPS(1株あたりの利益)
EPS＝当期利益÷発行済み株数

好況時はEPSが上昇するためPERが低くなる
よってEPSの調整がミソ

実績を上げている個人投資家は記帳ができている

[nakajirouさんの感想 · 2015年4月22日]

ファンダメンタル分析とテクニカル分析の両方を記載したバランスの取れた良本だと思います。
筆者は現在の相場が高いと判断しているようなので、株式市場に強気の人には受けが悪い内容と思いますが、違う視点から市況を見る必要を感じている人には良い内容ではないかと思います。