- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776206309
作品紹介・あらすじ
会社の近くに小さな印刷所がある。毎日、女性が山積みの紙の束を台車で運ぶのだが、ブロックの継ぎ目があるためガタガタ揺れる。彼女は、束が落ちないように押さえ、直し、また運び始める。工夫を重ねた相当な熟練だ。しかし、このスキルは本当に必要だろうか。横に枠の付いた台車に変更すれば問題はすぐ解決する。では、なぜ彼女は、会社は改善しないのか…。本書では、仕事の現場で放置してしまっている「非効率な努力」の原因と解決のヒントをお話ししていきたい。
感想・レビュー・書評
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何事にもバランス感が大切だということ。仕事であれば仕事と遊び、お金は稼ぐ時と使う時など、さらに「事前に目標・仮説・実行案」を立てることだ。経営者にとっては「機会損失」(リスクマネージメントこそが利益である)を理解・納得して投資と削減を躊躇しないことだ。
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二流は「単純作業」と嘆き、一流は「実験の場」と喜ぶ というフレーズが印象に残った。
同じ事をするにもどのような意識・視点でその仕事に取り組むかが重要。 -
効率化の本質についての本
餃子の王将が赤字覚悟のサービスメニューを設けているのは、売れ筋料理を多く作らせることで店員の調理スキルアップを狙ってるんだってさ -
前著もタイトルに驚きを持ちながら読んだわけですが、今回はさすがに二番煎じな感じは否めないですね。語っているエピソード一つ一つはもちろん納得が行くものであるので反論こそしませんが、それでどうなのよ?と思うところは多々あったりするわけで…。もっと自分が残念な人である感じを出しておけば嫌味がなく読めたのかもしれませんが。これだとちょっとアクが強すぎるかもしれないですね。
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いろんな「残念な人」について語られている本。
そして残念にならないようにアドバイスしている本です。
ビジネス、コミュニケーション、時間、働き方、イノベーションについて残念な人について実例を挙げて述べています。なので、残念にならないようにしないといけません。
・ビジネス
非効率な仕事をがんばらせない。ということで、ここでは視点を変えて仕事を回すことが述べられています。
ゴルフ場の無料朝食の仕組み、ビジネスホテルの大浴場、餃子の大将の半額サービスなど。仕事そのものの効率化ではなく仕組みを考えることによって、効率的に業績を上げていく実例が述べられています。
なるほどと思いますが、聞いたこともある話だったりして...
・コミュニケーション
残念な人には「たとえば」がない、とのことで、要は具体的でないとのこと。またコミュニケーションのとり方も相手のことを考えていない。などなど身近にいそうな人の実例をあげて語られています。
しかし、ここも、よくコミュニケーションの本で語られていることが多いかなと。
・時間
最近、時短を叫ばれている中、いかに時間を有効に使うかが大事。そんな中で、一番のポイントは、「早く帰るインセンティブを持つこと」これは、残業をしない・させないための重要なポイントだと思います。
・働き方
ここでは、標準化がすすむ仕事について、自分自身が差別化をしていくこと、そして「一年前と同じ仕事をしない」ということがポイント。
・イノベーション
3% の削減より30%の削減を行い、仕事の仕方そのものを変えることを考える。
しかし、この章では、イノベーションを感じるところまではいきませんでした。
全体的に、さらっと読めます。
ビジネス書をかじったことがある人ならば、どこかで読んだ内容が含まれているかなと思います。
なので、さらりと広めに知識を得たい人にはお勧め。
深さ方向を考えている人には残念な本となるでしょう(笑) -
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=9915 -
「様々なケースに関しての筆者の提案が書かれている」
筆者の具体的なアイデアがつまっておりなるほどとなる機会が多かった。
仕事は基本的につまらないもの。それをいかにゲーム化し面白くしていくかが鍵である。自分が経験したことを本で整理はできるが本に書いてあることを経験に生かすのは難しい。とにかくやってみることである。