心配ごとや不安が消える 「心の整理術」を1冊にまとめてみた

著者 :
  • アスコム
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776212034

作品紹介・あらすじ

心配ごとばかりで、疲れてしまったあなた。
ささいなことに、振り回されてしまうあなた。
他人の視線ばかり気になって、生きるのが苦しいあなた。
心配ごとや、不安、恐れ・孤独感・心の苦しみがスッと消える
「心の整理術」を1冊にまとめてみました!

この本では、あなたの心が心配ごとや不安に
悩まなくなるための「心の整理術」をお伝えします。
そもそも人は、生きているかぎり、
今、起きている問題やこれから起きるかもしれない問題を
不安に思い、悩んでしまう生き物です。
あなた自身やあなたの家族の健康状態、お金のこと、
職場やご近所との人間関係など。
いろいろなことに悩んでしまうのは至極当たり前です。

でも、あなたを悩ませている心配ごとは、
すぐに解決できるものですか。
あなたの不安は、すぐなくなりますか。

実は、心配を生み出す環境を変えることは難しくても、
心配という感情を手放すことは、
ちょっとした思考のクセや生活の習慣を変えるだけで
簡単にできます。

この本では、心配ごとを「自分への心配り」に変えて、
不安を消し、心を整理するための「知恵」をたくさんまとめて紹介します。
悩みごとや不安を消すのに役立つマインドフルネスのエッセンスも盛り込みました。

負の感情としての心配を手放すにはさまざまなアプローチの仕方があります。
正解はけっして一つではありません。
この本でご紹介するなかから、すんなりと納得できたもの、
自分の性格に合っていると感じたもの、
いつもの生活に取り入れてみたいと思ったものを、
ぜひ実践していただきたいと思います。

〈心配ごとや不安が消える「心の整理術」〉
◎心配ごとの9割はあなたの心が作り出した「思い込み」
◎いまこの瞬間はどうあがいてもなるようにしかならない
◎「気にしない」は才能でも性格でもなく、心の筋トレ
◎美味しく食べている間だけでも余計なことは忘れよう
◎また走るために、今日は止まっていい
◎寂しさに包まれたときは、もう一人の自分とおしゃべり
◎すべてがうまくいく最強の魔法の言葉
◎今のあなただからこそ、できることが必ずある
◎マウントとラベリングをしなければ、人間関係は断然、楽しくなる
◎老いることは美しい。若さをもてはやすのは日本だけ
◎一人きりですごす時間も独りぼっちじゃない

感想・レビュー・書評

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  • 私はとにかく不安を感じやすく、いつも最悪なシナリオを想像したり「これがダメだったら人生終わりだ」まで思い込んでしまうためこの本を読んでみました。
    読んでみた限り、私みたいな人にはお勧めな本だと思います。

    お坊さんが書いた本ということもあり、とても寄り添った感じで書いてくれてありました。

    個人的に砂利の入ってる濁っているコップのたとえがすごくわかりやすかったです。
    どんなに濁っているコップでも、放置しておけば下に砂がたまりクリアになる。
    感情も一緒で、今は濁っている状態だからモヤモヤしているが、静かに待っていればいつか元のクリアな状態になる。
    これが頭の片隅にあるだけでだいぶ違うと思います。

    私は過去を気にしすぎというか、過去に失敗したからまた失敗してしまうと思い込んでしまうところもあるのですが、はっきり過去は関係ないと書いてくれてるところもよかったです。

    そして人間関係についてもかかれていたのもよかったです。地球が始まってから長い時間の中でたまたま出会った人との限られた時間、尊い時間にしたほうがいいと書かれていて確かにと思いました。
    自分が精神的に大変な時に、ものすごく苦手になってしまう友人がいて、その都度距離を置いていたのですが、少し考え方を変えられそうです。

  • タイトルの勝利だと思う。
    『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』的な本だと思って手に取ったらそうではなく、1人の臨済宗の住職が書いた本。当てがはずれた(勝手に思いこんでいただけ)という点では肩すかしだったけれど、禅語には興味があったので楽しく読めた。

    p29
    雨が降って「嫌だな」と思うのは、過去の経験と重ね合わせて今日の雨を見ているからです。雨の日も、風の日も、「日々是好日」。天気に優劣はありません。今日という一日にいいも悪いもありません。
    今日という日を目に映るまま、ありのままに受け止めていれば、毎日が好日となるのです。

    p34
    苦しみを悪にしない。
    「そこにいるのね」と認めてあげる。

    メモリたい言葉はいっぱい。
    編集者はベストセラーメーカーの柿内氏。さすが。

  • ・過去や未来に執着してしまっている

    ・ウォーキングで心が落ち着き、あらゆる悩みが解消される。

    ・食事に集中して食べる

  • 心配事が出てきたら10年後も続く心配な事かを考え、大きなことではない、もしかしたら今後の糧になるかもしれないと見方を変える

  • 心配、不安色々あるけれど、まぁ人生色々あるから肩の力抜いていきましょう。

  • 禅について興味が出た。

  • 住職さんが書いた本。
    苦の感情はシャボン玉の様に、いつか消えてなくなる
    湧き上がった感情はコップの中の泥水。コトンと脇に置く
    許すことは過去から解放し、自分を癒してくれる
    クヨクヨしそうになったら、心の中の一輪の花を咲かせておき、思い出す

  • 世の中は無常、無常だから悪いことも終わりがくる。無常だからこそ成長できる。無常のポジティブな面に目を向ける。

    瞑想中は無でなくてもよい。イメージトレーニングをしていてもいい。何も考えないことは無理。ただし、思考にとらわれず、ありのまま、でいられればいい。
    ありのまま、でいることを習慣にする。

    ボーっと自然を眺めていると解決することがある。
    深呼吸を深く一回、これもミニ瞑想。深呼吸しながら、うまくいったときのことをイメトレする。

    歩く瞑想=一歩一歩の筋肉の動きに集中する。立ち止まったときの足裏と地面がくっついていることを意識する。
    隙間時間に、深呼吸とともに、周囲の音に注意する。
    一日一食、食べる瞑想。一日一食、感謝の時間をもつ。

    瞑想は、コップの泥水が沈殿する様子を観察する。呼吸をゆっくり、15秒かける。吐くほうを長く。
    瞑想中はイメトレでいい。
    朝の2~3分、スケジュール確認の瞑想とイメトレ。

    坐は、人と人が向き合っている。他人ではなくもう一人の自分。自己と向き合うこと。
    イメトレで、考えを整理する。

    どんなときでも生活スタイルを変えない、が素朴な生活。
    無常の本質は、どんなことでも終わりがあること。いいことだけでなく悪いことも終わりがある。

    身辺整理をすると新しいものが入ってくる。

    最強の言葉はすべてに感謝。感謝の気持ちが幸福を呼んでくる。

    許すのは、怒りと憎しみに反応しないこと。

    ジョブスの言葉「人の人生を生きるな」
    他人をラベリングしない。ラベリングするのは安心感を得たいから。ラベリングすると本質が見えなくなる。

    SNSは、この指とまれ方式。とまるだけの人生は窮屈。

    寛容は思いやる心から生まれる。
    当たり前のことは忘れやすい。

    毎日、旅行だと思えば、寝坊して時間の無駄遣いをしない。京都旅行なら早起きする。
    後悔しない人生は、自分で決断すること。

    毎日、やりたいことノートを書く。10個。ほんとうの気持ちに気づく。

    僕の前に道はない、僕の後ろに道はできる。

  • 本要約チャンネル
    心配事や不安には実体がなく、水を注いだ時にできる泡のように放っておけば、すぐに消えてしまうものである
    にも関わらず私たち人間は、その泡をわざわざ拾い上げ、自ら心配事や不安のスパイラルを踏み出して、苦のトランス状態に陥ってしまう
    それを断ち切るためには、心配事を手放すことでありのままを肯定する、心の筋トレにより心の免疫力を鍛える必要がある

    座禅は、楽な方法でゆったりと座り、体の中心軸を定めて肩の力を抜き、背筋を伸ばす右手を左手で覆うように重ね、目を開けるときは1.5mぐらい先を見るようにする
    一回15秒ぐらいでゆっくり深呼吸をする
    鼻から吸って鼻から吐く、吐くことを大事に長くする
    心の中で 呼吸を10まで数えまた1に戻る
    心が落ち着きを取り戻したら、心の中を観察して、感情や五感をありのままに受け止めることで、今現在にだけ意識を集中し、心配事や不安を手放すことができる

    3つの心の鍛え方
    1イメージトレーニング
    1日のスケジュールや会話のシュミレーションといった日常的なことにも応用することができる
    2 心配事がある場合、その心配が10年先も続いているかどうか自問してみることが効果的
    3マインドフルネスを取り入れることで、仕事で疲れた脳をリセットし、生産性を高めることができる

    ※心配事の泡はひろわない

  • 禅に通ずるグローバルな住職である著者のノウハウ本
    禅とマインドフルネスの橋渡し的存在としての知見がユニーク
    とはいえ、他の禅関連の本と比較して、そこまでの真新しさは感じられない
    「歩く瞑想」は気に入ったので、実践したい

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著者プロフィール

松原正樹(まつばら・まさき)
1973年、東京都生まれ。東京大学大学院情報学環客員教授。千葉・富津市のマザー牧場に隣接する臨済宗妙心寺派佛母寺住職。アメリカのコーネル大学東アジア研究所研究員。ブラウン大学瞑想学研究員。
ベストセラー『般若心経入門』の著者で名僧の松原泰道を祖父に持つ。コーネル大学でアジア研究学の修士号、宗教学博士号を取得後、カリフォルニア大学バークレー校仏教学研究所、スタンフォード大学HO仏教学研究所を経て、現在に至る。
グーグル本社で禅や茶道の講義をするなど、マインドフルネス界からも注目を集めている。ニューヨーク在住。アメリカと日本を行き来しながら、禅とマインドフルネスの橋渡し的存在として、国籍や人種、宗教を問わず人々の「心の救済」にあたっている。

「2022年 『心配ごとや不安が消える 「心の整理術」を1冊にまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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