ミャオせんせい、きんきゅうしゅつどう! (てんやわんやでおおさわぎシリーズ)
- ビーエル出版 (2010年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776404163
感想・レビュー・書評
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イタイノトンデケ病院のミャオ先生は、毎日大忙し。
患者さんは、じんましんのワニに、心臓病のウマ、生まれたばかりの六つ子うさぎ、ナベが頭にはまったサル・・・
その時、緊急電話が鳴り響きます。
ネコのドラが木から落ちて動けなくなったいうのです。
運転士のワオくんとともに、ドラくんのもとに緊急出動!
優しく元気なミャオ先生が、患者さんを暖かくなおしてくれる楽しい絵本です。
怪我や病気だけでなく、けんかした友達の仲まで直してくれるオールマイティーなミャオ先生。白衣ならぬ、赤い衣装もとってもお似合い。
イタイノトンデケ病院なんて、病院の名前からして素敵ですよね。
こんな病院なら、行ってみたいかも!? -
さいごに診断書が。
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テンヤワンヤ村というだけあって、ミャオ先生の病院は大忙しです。
「イタイノイタイノトンデケ病院」というネーミングも良いですね。
患者さんの名前の下に書かれている病状も面白いです。
救急車で運ばれてきたドラは、トリさんを追いかけて木から滑り落ちて、骨を折っていました。
ミャオ先生に、自分より小さい体のトリさんを怖がらせてはダメと言われ、足の骨を折ってひどい目に合っ
たと思ったけど、トリさんをもっと可愛そうな目に合わせてたんだなと気付きます。
最後のページには、トリさんとの約束が書かれた診断書があって、ドラへのお見舞いのサケのかんづめや、トリさんの奥さんからの手紙が届いていて、ほのぼのとした感じです。
相手を思いやる大切さが描かれた絵本です。