- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776408130
感想・レビュー・書評
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探検家のカエルのラミー。
公園で持ち主のるるちゃんとはぐれた小さな人形と出会う。泣いてばかりいる人形のためにるるちゃんの家まで送ってあげることに。
おもちゃの車を修理して車で出発。
無事、るるちゃんの家にたどり着き、ラミーはるるちゃんとも友達になる。
「カエルのラミー」って何となく聞いたことあるようなタイトル。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「みんながかえったよるのこうえん」から
探検が始まってずっと夜のお話しです。
最後のページだけ青空の下ですね。
うん。
ハッピーエンドです。
ちょっとした挫折を味わいながら
今までにない「すごいたんけん」を
成し遂げたラミーの達成感は
それは「とってもいいきぶん」でしょう。
独りよがりの困ったちゃんの探検家が
一皮むけたな!と思わせる内容でした。
よかれと思っている価値観でアプローチして
相手に受け入れられないときにどうするか。
相手の立場や状況、感情を引き受けて
探検することはできるのか。
立ち止まって考えると結構深いストーリーです。
「ぼく、たんけんかとして、いつか、ともだちをみつけたいっておもってたんだ。きみを、ぼくんちにしょうたいしよう」
「なくことないよ、ここで、くらしたらいいよ。たからものの さがしかた、ぼくが おしえてあげる。それに、ほんのすこしなら、ぼくのたからもの わけてあげてもいいよ」
(私の心の声「おい。殴ってやろうか」)
こんなふざけた発言できちゃうラミーが
誰かとなかよしさんになるには
荒療治が必要だと思ったのですが
それは罰や修行ではなくて
他者と関わり合うこと
他者を慮ることでした。
協調性のない私には痛かったです。
※内容的には全然そんな絵本ではありません。
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内容(「BOOK」データベースより)
みんながかえったよるのこうえんでかえるのラミーがたからさがしをしていると… -
赤い車が描かれた表紙に惹かれて手に取りました。
ラミーとお人形の冒険にワクワクするし、水彩の柔らかなタッチも好きです。