- Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776409632
作品紹介・あらすじ
ねえさんが選んだ青いヒジャブ。
身に着けると、ねえさんはまるでプリンセスみたい。
でも、そんなねえさんのヒジャブを悪く言ったり、笑ったりする子もいる。
いもうとのファイザーは、ねえさんの姿に、強さと希望を感じ……。
イスラム教徒の女性が髪の毛をおおうのに使うヒジャブ。そのヒジャブを身に着けてオリンピックに出場した初めてのアメリカ人選手、イブティハージ・ムハンマドの作品です。さかいめのない、空と海の青のように、偏見や差別のない社会を願ってかかれた作品です。
感想・レビュー・書評
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イスラム教の女性が髪をおおい隠す為のスカーフをヒジャブといいます。女性が髪をかくすのは聖典コーランの教えだと言われています。
色々な宗教の教えで偏見や差別のない社会になるように
知らない人へ伝える素敵な絵本だと感じました。 -
ヒジャブって、そういうものなのだと、ヒジャブについても理解。
人権とか多様性について考えるときに。 -
かつての幼い自分を癒やし、昔の自分と同じ問題に直面している子を励まして味方がここにいると示すための絵本。
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イスラム圏の女性が身に付けているヒジャブ。日本でも時折見かけることがある。妹の描いた絵は素敵だ。
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イスラムの教えを信じる人たちは、キリスト教を信じる人に次いで多いのに、知らないことばかり。美しい色彩とリズミカルな言葉で、ヒジャブを初めてつけたときのムスリムの少女(ムスリマ?)の誇らしい気持ちと、まだヒジャブをつけていない少女の憧れの気持ちが伝わってくる絵本。
いろんな人たちがいて、大切にしているものもそれぞれにあって、それをそのまま受け入れられたらいいよね、っていう絵本が増えているのは、希望だな、と思う。こういう絵本を読んだ子は、ヒジャブをつけた人を見かけたとき、その人が大切にしているものを知っている!という親しい気持ちを持てるんじゃないかな。そんな子どもが増えて、偏狭な大人が駆逐されていきますように。 -
大好きな姉さんが初めて学校につけていくヒジャブは青い色だ。
まぶしい海の色、晴れた日の青い空、空に向かって波打つ海!
誇り高い色、ほがらかな笑い声が似合う、姉さんの色。
オリンピック銅メダル選手のイブティハージ・ムハンマドさんが、自身の体験と妹さんたちをモデルに、イスラム教徒へだけでなく、その他の意地悪な偏見をはねのける勇気を応援するために、作家、画家と協力して作り上げた絵本です。
透明な青、どこまでもひろがるヒジャブが、印象に残ります。 -
主人公:アシア イスラム教の女の子 妹 低学年
舞台となる年代・地域:アメリカ 現代 学校
主題:偏見 意志 宗教
対象年齢:高学年〜大人
文章:妹目線 読みやすく魅力的
挿絵について:アメリカ風ではある、わかりやすい 姉さんのアップの顔が良い
内容:初めてビジャブを姉さんが学校につけていく日、からかうものもいる。揺れる妹の思い。
特記:アメリカンスクールでのビジャブ、珍しい
題材。オリンピックメダリストの実話。
前後見開きも物語に使っている。
魅力的な点:心を打つものがある、自分の文化で生きる誇り、か。絵と文の効果か素直に受け取れる。青が美しい。 -
息子に多様性を学んでもらうため借りてきたが、一歳半にはまだ早かった。