- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776411000
作品紹介・あらすじ
あなぐまのアニーとやまあらしのチックルは、とってもなかよし。ある日、それぞれが森で赤い毛糸をひろいました。ふたりは、おたがいに相手の喜ぶものを編もうとしますが、実はその毛糸は1本で、編みあがりそうになると相手のほうに糸が引っ張られ、ほどけてしまうのでした。毛糸をめぐってケンカになったふたりは…。
感想・レビュー・書評
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お互いを想う気持ちにほっこりしつつ
せっせせっせあみあみくるりんとか
スルッシュルッスルスルシュルッとか
繰り返す言葉のリズムも良い♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「せっせ せっせ、あみあみ くるりん」と何を編んでも、「スルッ シュルッ」とほどけてしまうのは、「A friendship yarn(原題)」だから、なのですね。毛糸を巡って仲違いしたアニーとチックル、編んでもほどけないものを作れて、仲直りできました。
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あなぐまのアニーとやまあらしのチックルは大のなかよし。もうすくさむいふゆがやってこようというころ、ふたりはそれぞれ、森に落ちていたけいとを見つけて……。
今の時期にぴったりのえほん。アニーとチックルが編み物をするとき、せっせせっせ、あみあみくるりん、という擬態語が入るのがかわいい。元の英語はなんだろうと気になる。
お互いすでに仲違いしてるのに、つながっている毛糸をちょきんと切るところがなんだか1番悲しくなる。たぶん、最初にそうしていたら、こんなに大きなケンカにはならなかったはずだし、そうすればいいのに、と思ったのに、なぜかとても悲しいところ。
作者さんもやっぱり編み物する人なんだなあ。ならではの発想。
そでの「ふたりの友情はもつれはじめ……」というところ、うまいですね。 -
8歳7ヶ月の娘
5歳7ヶ月の息子に読み聞かせ
お互いに思いあっているのに
すれ違ってケンカになっちゃうことって
あるよなーー
最後は仲直りできて良かったね。