小林一三の知的冒険: 宝塚歌劇を生み出した男

著者 :
  • 本阿弥書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776811800

作品紹介・あらすじ

阪急グループにつながる実業の傍らで、小説・俳句・演劇・映画・古美術などの幅広い分野に執心し、立ち止まることなく行動しつづけた自由人・小林一三。戦後日本の華・宝塚歌劇に結実した男の夢を育んだその豊かな背景を読み解く。宝塚の父、その素顔。

感想・レビュー・書評

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  • 人とモノを繋げる
    「小林一三」の知的発想の源は文化的な活動、小説、日記、俳句、映画、絵画、美術などだと推測できる。さらに少年時からの旅・行動に於ける「人々をあらゆる事モノで繋げる」工夫と発想に心がけており、繋ぐための「鉄道」が優先し「娯楽」で人々を楽しませ、街を、公園で、動物園で、演劇で人々を繋げる役割を果たした。もし、その後現代でも生きていれば「繋ぐ」役割はネットからの起業を果たしていたかもしれない。

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著者プロフィール

1941年愛媛県生。広島大学大学院博士課程。文学博士。大阪大学文学部教授、国文学研究資料館館長を経て、現在は公益法人阪急文化財団理事・館長、大阪大学大学院名誉教授、愛媛県歴史文化博物館名誉館長ほか。
著書 『源氏物語注釈史の研究』(桜楓社)、『源氏物語の謎』(三省堂)、『成尋の入宋とその生涯』(吉川弘文館)、『源氏物語注釈書・享受史事典』(東京堂)、『ゴードン・スミスの見た明治の日本』(角川学芸出版)、『源氏物語を読み解く100問』(NHK 出版)、『小林一三の知的冒険』(本阿弥書店)、『大沢本源氏物語の伝来と本文の読みの世界』(おうふう)、『小林一三は宝塚少女歌劇にどのような夢を託したのか』(ミネルヴァ書房)他多数。

「2018年 『光源氏の運命物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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