実録・国際プロレス (G SPIRITS BOOK)

制作 : Gスピリッツ編集部 
  • 辰巳出版 (2017年11月29日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777819775

実録・国際プロレス (G SPIRITS BOOK)の感想・レビュー・書評

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  • 今や「プロレス史研究家のバイブル」とも言える
    雑誌・Gスピリッツ。その人気連載「実録・国際プロレス」
    を一冊にまとめたもの。基本、創刊号からGスピリッツを
    愛読している僕であり、バックナンバーも(珍しく)全て
    所持している。つまり、本当は必要の無い書籍なのだけど・・・。

    すっげぇ束。
    ちょっとした国語辞典を凌ぎ、さながら広辞苑のごとき厚
    さ。考えてみればGスピリッツの創刊は2007年、連載は
    ほぼ同時に始まった筈だから、物量は確かにこのくらいは
    間違い無い。さらに言うのなら、いくつか掲載されていな
    いインタビューもある筈。にも関わらず、ということ。

    昭和からのプロレスファンにとって、国際プロレスは忘れ
    得ぬ存在。新日本・全日本をメジャーとするのなら、国際
    は間違い無くマイナーであったのだが、であるが故のワク
    ワク感は凄かった。来日する外人のニックネームは「放浪
    の殺し屋」(ジプシー・ジョー)、「気狂い犬」(マッド
    ドッグ・バジョン)、「流血大王」(トーア・カマタ)な
    ど、ちびっ子ファンを震え上がらせるものばかり。これを
    迎え撃つのが我らのラッシャー木村であり、アニマル浜口、
    マイティ井上。猪木や鶴田に比べれば華が無く、派手さに
    は欠けるが、その泥臭い男らしさが我々を魅了。グレート
    草津のような、若干思い入れを持ちづらい(^^;)選手も居
    たが、国際の所属選手は全員が「哀愁」を漂わせており、
    そこになんとも言えない愛着を感じていた。

    そんな哀愁の第三団体・国際プロレスの元所属選手や団体
    関係者、雑誌・新聞記者やカメラマンまで、23名に渡る
    人物に深く切り込んだ、とにかく濃いインタビュー集。

    内容が内容な上に、価格もかなりのモノなので、プロレス
    史に興味のある人にしか勧められない本だが、我々のよう
    な輩にはある意味で「聖典」。国際の歴史は、昭和プロレ
    スの歴史そのものだと思う。

    ・・・ただ一つ。
    残念なのは、大エースであり後期国際の象徴であった
    「金網の鬼」、最後のIWA王者だったラッシャー木村の
    「声」が聞けなかったこと。それがあったら完璧だった
    なぁ、この本・・・。

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