お茶と写真の時間 (エイ文庫)

制作 : エイ出版社編集部 
  • エイ出版社
3.59
  • (16)
  • (19)
  • (46)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 167
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777901111

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自称:脱力写真家の藤田一咲(ふじたいっさく)さんの、写真とエッセイのいっぱい詰まった文庫本です。
    テーマは、カメラそのものにまつわるお話や、植物・動物・自然との付き合い方、旅についての思いなど多岐にわたっています。
    中でも好きだなぁ、と思ったのは
    「美味しいお茶のいれ方」と「うまい写真の撮り方」との共通点。
    どちらもそのルールにしばられず、工夫や試行錯誤を繰り返し、失敗から学びながら自分で見つけるもの。
    型どおりに考えず、自由に肩肘はらずに愉しんでいいものだ。──と書かれているところ。
    ”永遠のド素人”の私としては、ありがたーいお言葉です。

    藤田さんの文章からは、たえず物事の本質を偏見のない目で見ようと(考えようと)されているしなやかな精神を感じます。
    写真だけでなく、その素敵な文章は、まるで哲学者のような詩人のようなたたずまいなのです。

  • 写真を現像(!)に行き、その店に置いてあったのでぱらぱらとめくったら、良さそうだったので買いました。
    見開きに写真、次の二ページがエッセイ、という構成。
    前半は、まあまあ、写真やカメラのことが勉強になるな、という程度だったのですが、後半、「旅」と「物語」が話に加わってくるくらいから、どんどんおもしろくなった。

    小説を読む(書く)ように、写真を見る(撮る)。

    そういう視点は、今まで、全くなかった。
    美しいもの、今しかないものを残したい、という思いだけだった。
    だから観るときも、きれいだな、いい写真だな、好きだな、という感覚しかなかった。
    でも、もっと感情を入れて撮ったり、見たりしたら…。

    写真を撮ることが(観ることも)、もっと楽しくなりそうな、素敵な一冊です。

  • 写真を愛する者へのあたたかいメッセージが詰まっています。

  • 写真を撮る参考にと思って買いましたが、エッセーに癒されました。
    好きに撮るのが一番ですね。

  • お茶を楽しむのと写真を楽しむ、この楽しむってとっても似ている楽しみ方だと思います。大好きなお茶をこれまた大好きな写真に納めたいな〜

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×