愛を護る男 (ショコラ文庫)

著者 :
  • 心交社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778114244

作品紹介・あらすじ

大規模企業体の会長を祖父に持ち、グループの中核となる企業の若き社長である飛鳥雅明は、ある夜暴漢に襲われ拉致されそうになったところを見知らぬ男に助けられる。ダークスーツに身を包んだ頑強なその男は、最近連続発生している企業家誘拐事件を心配した祖父がつけたボディガード・真田英司だった。護衛を置くことに反対だった飛鳥は、有能だが辛辣な真田に反発心を抱くが-。

感想・レビュー・書評

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  • トラウマを抱える飛鳥と真田。内容は違っても、心に傷を負っているのは同じ。方法は違うけれど、そのトラウマを克服しようとしていることも。人を信じようとする飛鳥と、そんな飛鳥を心配して守ろうとする真田を見るのは楽しかった。トラウマを完全に克服するのは難しいかもしれないけれど、お互いにフォローし合いながら一緒に暮らしていきそう。

  • 全サに応募するために設定とイラストが好みっぽい感じだったので購入。あ、あれ?(;・∀・)終わっちゃった?…って感じでしたw ボディーガード真田×グループ次期後継者社長飛鳥。ある事件がきっかけでボディーガードにつくことになるんだけど、お互い過去にトラウマ持ち。事件の黒幕は予想通りでした。事件はもっとサラッと、トラウマに重点置いた話だと好みだったかも。これからラブが…ってとこで終わっちゃいました(>_<。)

  • 五条さんはこれで二冊目。既読の『運命の男』は片腕として仕事に邁進しながらも俺様同級生に切ない片思いと仕事とラブの配分もわりといい感じのお仕事BL。
    今回はボディガード×若き社長の主従関係かっ!と一気 に期待値もUP。
    怜悧な容貌で一筋縄にはいかない若社長:飛鳥を護る影のあるタフガイ:真田。
    なに、このシチュエーションすごく萌ゆる~と読み進めているうちに、序盤で飛鳥から『敬語は不要』『名前も呼び捨てで』と言われた途端、 いきなり〝お前〟呼ばわりで〝~やれ〟〝~しろ〟 の命令口調。 いくら飛鳥の要望とはいえ、雇う側と雇われる側の節度もあるわけだし、いきなりの〝上から〟にかなり違和感。
    このせいで主従関係で下剋上っていう旨味が半減なわけですよ!!
    私の〝敬語萌え〟を返せ~~ヾ(*`Д´*)ノ"
    まあ、内容的には誘拐事件とか、ふたりの過去のト ラウマとか、色々あるんですが…、
    飛鳥の過去のトラウマは相当なもんです。9歳の時に誘拐されたあげく男に性的虐待とは。
    それを克服するためにショック療法として性的趣向を変えるってそんなに簡単なことかしらん。
    わりとお話自体は軽めのタッチなのに、想像以上に重たいふたりのトラウマ。 そのへんのバランスがどうもな~・・・。
    あと真田の相棒の元天才ハッカー:川上の使い方が恐ろしく微 妙・・・。なんか敵なのか味方なのかわかんない匂いを初めからぷんぷんさせているから案の定なんですが、真田をめぐる嫉妬が原因とはお粗末。しかも最後は仲直り・・になんで?! あんた、命狙ってたよね?!
    最も身近に敵がいた!みたいな大どんでん返しで、あっと言わせるような、 もっともっと悪役に徹してトリッキーな子にして欲しかったな。
    飛鳥も真田にときめいたり、川上にやきもちを焼いたり、意外と乙女な一面を持っているにも関わらず、いまいちかわいくなりきれない。 ラブもエロもゼロじゃないけど、想いが通じ合った実感というか、最後の最後まで絶対的に甘さが足りないふたり。
    なんとなく肩すかしをくらった感じです。

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