- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778320874
感想・レビュー・書評
-
いたきもちいい
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
決して複雑な事は何もしてないのにどうしてこんなに魅力的な絵なんだろうか 光と影の使い方とか夜の空気とか間とかが絶妙
-
染みいる
不思議な本
すっっごい好き、なんなのよってくらいに -
単純でいて、とても綺麗です。
複雑さ絶対主義だった頃はおそらく認めなかったであろう魅力が
この作品にはあります。
技術じゃないんですよね、技術じゃ。 -
この煌めきに、京都に、夜の不思議にブラボーです。普通の中学生な主人公だけど、瓦屋根にぴょんと軽やかに飛び乗り登下校。まだ友達な女の子を時たま意識する初々しさに動揺していしまった。こんなに傍にいるのに、二人で遊ぶのを意識していなかったなんて!京都の生活に幻想がまじり、主人公はそこで遊ぶ。彼も受験とか日常に帰っていくけど、物語は頼りない彼の背中を励ます。杉山の描写が美しい。「オッス!トン子ちゃん」は苦手な作者だけど、こんな瑞々しい漫画を書いていたなんて。復刊ありがとう!大好き!
-
詳細は後ほど。
-
このタナカカツキという人は、白黒だけのこんなにも単純な構図を通じて、どうしてこんなにも繊細な色彩を表現することができるのだろう。
思春期のリリシズムという謳い文句に、通常ならば私はさしたる魅力を感じないが、この作品は別だ。不気味さと揺らぎと影の感覚を描いているのに、流れているのはあくまで長調のチューンであり、とにかくも優しい。
「夏の交錯」「摩陀羅神」は傑作。