この世に命を授かりもうして (幻冬舎ルネッサンス新書 さ-5-1)
- 幻冬舎ルネッサンス (2013年10月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779060915
作品紹介・あらすじ
【追悼緊急刊行】
2013年9月23日に逝去した酒井雄哉大阿闍梨の生前最後のインタビューを完全収録。
■■高倉 健さん(俳優)推薦!■■
『行く道は精進にして
忍びて終わり悔いなし』
この言葉を阿闍梨さんに戴いて
私は「南極物語」をやろうと決めました。
■■瀬戸内寂聴さん(作家・僧侶)推薦!■■
生き仏のような酒井阿闍梨さんが、
私たちに体をはって残してくれた尊い遺言を見よ。
「縁」の有難さ。「命」の尊さ。
病と向き合い、命をかけて伝えたかった「生きること」の本当の意味。
厳格な行道、千日回峰行を二度満行、「稀代の行者」が遺した最後のメッセージ。
考え方ひとつで、「死」も「苦」も、「楽」になる。
千日回峰行を二度満行後も、国内外各地を歩き続けた酒井大阿闍梨が語る、足の裏で地面を踏みしめて「歩く」ことの大切さ。
通りすぎてしまう大事な「縁」を結ぶための実践力。
誰もが何かの役割を持って授かった「命」の尊さ――。
「稀代の行者」が自らの命と向き合って体得した人生の知恵を、生前最後のインタビューで語り尽くした。
感想・レビュー・書評
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亡くしてしまった大切な人を思い出しつつ読んだ本。
相手のことをかわいそうと思うことは、自分勝手な「我欲」にすぎない。
別れは必ずあるもの。
だからこそ、悲しいと思う感情にとらわれ続けることなく、受け入れる。
悲しいと思う自分の情を、その人を「想い」、冥福を祈ることで、心にすまわせる。
この流れに逆らい本当に大切なことがわからなくならないように注意。
命日・法要だから拝むのではなく、一年三百六十五日、毎日が命日のつもりで、毎日手を合わせて、挨拶する気持ちがあれば十分。
、、、はたして自分は、悲しいという感情を受け入れて、強くなれただろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2014.01.26 朝活読書サロンで紹介される。
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とても良い本です。
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阿闍梨入門。
おしまいから振り返るのに、ちょうどよい。 -
人生は閻魔様に提出する卒論を書いてるようなもの。卒論の評価するのは閻魔様。
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一日一生を読んでその後の生き方に大きな影響を受けた。いろいろありがとうございましたと言いたい。
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この本を手にするまで酒井氏が亡くなったことを知らなかったので、驚きととも即買いした一冊。
ガンになって、死を目前にして酒井氏が対談で語った内容が収められている。
生きるヒントをくれる一冊。 -
酒井師の最後のメッセージ。「いま」をきれいに、 誠実に生きる。一生懸命、前向きに歩いて行くこと。一日一日を精いっぱい生きることが、この世に生を享けた者としての責任であるとの言葉は胸に沁みた。酒井師の仰るように「この世に何しに来たの?」と自分の心に問いかけて、何かのお役にたてる生き方をしないといけないと改めて思った。生かされていることに感謝の心を忘れず、生きて行きます。酒井師、本当にありがとうございました。
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酒井雄哉大阿闍梨ありがとう。