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- Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779116179
作品紹介・あらすじ
同性愛者として知られ、フランス象徴派詩人のマドンナともいうべきルネ・ヴィヴィアン(1877-1909)の遺稿詩集本邦初訳!「ボードレールの娘」「19世紀のサッフォー」の異名を持ち、32歳の若さで夭折した、「菫の詩女神」の死と孤独を見つめた格調高く、耽美的な世界。
感想・レビュー・書評
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Twitterで見かけて気になっていたもの。邦訳は今のところこれだけのよう。
訳詩のみ。フランス語はまったくわからないけど、雰囲気目当てに原文も欲しい気がしてしまった。Kindle版はお手頃ながら、これと照らし合わせて見るのはちょっと気が進まない。
詩はおおいにロマンチック。詩の霊感と宗教的な情熱が愛の喜びと悲しみを昇華させてやまない。読みながら脳裏にちらついていたのはたぶん『聖テレジアの法悦』。仰ぎ見るのと同じ気持ちで、夕べの野に咲く小さな菫に恋を託していたのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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