わたしの日仏交流史研究ことはじめ: レオンス・ヴェルニーから大佛次郎まで

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779122248

作品紹介・あらすじ

《日仏交流の全体像》

鎖国状態の日本の扉を、砲艦による強引な威嚇外交で
こじ開けたのは、1854 年にやってきたペリー提督率いる
米国の艦隊だった。
その後、欧米列強は次々に日本との和親条約・修好条約を
締結していった。
彼らが一応に驚いたのは
日本には常備軍が存在しないということだった。
そのため、日仏の交流は国防問題からまずは開始された。
軍事規律はいうまでもなく、その他の分野でも
フランス文化の強い影響が押し寄せた。
岩倉欧米視察団が出発したのは明治4年。
欧州文化の中心フランスには様々な領域で
学問が高度に達しており、日本が学ぶべきものが
多岐にわたることを痛感した。
最初の日仏関係は、彼我の文明には落差が大きすぎ、
日本側が一方的に恩恵を蒙るものだった。

著者プロフィール

いちかわ・しんいち
1936年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
現在、早稲田大学名誉教授。
18世紀フランス思想・文学および比較文化専攻。
慶應義塾大学文学部特別招聘教授、
マドリッド・アウトノマ大学客員教授を歴任。
主な著訳書に
『わたしの日仏交流史研究ことはじめ』、
『アカディアンの過去と現在』(彩流社)、
『アガグック物語』(イヴ・テリオー著、共訳、彩流社)、
『フランス語の手紙』(白水社)、
『百科全書派の世界』(世界書院)、
『百科全書』(ジャック・プルースト著、共訳、岩波書店)、
『フランス百科全書絵引き』(ジャック・プルースト著、
共訳、平凡社)、『十八世紀フランス思想
—ヴォルテール、ディドロ、ルソー』(ダニエル・モルネ著、
共訳、大修館書店)、『フランス人の幕末維新』
(M・ド・モージュ他著、共訳、有隣堂)、
『ジャン・ジャック・ルソー』(早稲田大学出版部)、
『マネの生涯』(アンリ・ペリュショ著、共訳、講談社)、
『Paris 旅行会話& マナー』( 共著、三修社)、
『啓蒙思想三態—ヴォルテール、ディドロ、ルソー』(新評論)
等多数。

「2017年 『わたしのイスパニア語の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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