- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779123009
作品紹介・あらすじ
あの日から6年
復興のかけ声とは裏腹に、被災の言葉は失われていく
諦めや、泣き寝入りになってしまうこと
本当の意味での風化がいま、始まろうとしている
どうしたら現状を変えられるのだろうか
被災者の不安には、生物学的な合理性があることが分かった
気鋭の科学ライターが、最新の脳科学の成果を踏まえ、打開策を探る
感想・レビュー・書評
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原発事故による放射能への不安をどう考えるべきかストレス研究者が語る。
科学的に安全であるということは100%何もないことを意味しない。不安という感情は決してマイナスだけではなく必要なものである。そして、不安の感じ方はその人の社会的な環境に大きく左右され、温度差が生じる。
筆者はそういったことを丁寧に説明しながら、感情抜きの科学的な説明だけでなく、手厚い不安へのカバーを訴える。
私もそれは不安だからカバーしないという対応ではなく、医療体制の充実や生活への保障など一層手厚いカバーなどの不安への対応が必要だと思う。科学的で客観的に範囲を限定したカバーは功を奏さない。