新ゴジラ論:初代ゴジラから『シン・ゴジラ』へ

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779124075

作品紹介・あらすじ

11月より公開の新作ゴジラに合わせ、
初代『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』までの
ゴジラ史を概観する文化史!

「出発点にして到達目標」である
1954年の初代『ゴジラ』……。

本書は、初代『ゴジラ』に呪縛されつつも
どのように制作者たちが続編を作り続けてきたのか、
「ゴジラ映画の展開」「模倣」「組織のコントロール」
「外部からの攻撃」「ゴジラと家族をめぐる幻想」を
鍵概念にその系譜を見る。
そして、初代『ゴジラ』を「最初にして最高傑作だ」と
評した庵野秀明総監督の『シン・ゴジラ』が
どのように初代『ゴジラ』へ返答したのか、
その構造を読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • ゴジラについてのことが多く書かれていてとてもいい本です。第1章のゴジラ全シリーズについての部分での他の映画作品とのリンクを思わせるということを述べている部分は特に必見です。ただ、全体的に印刷ミスが多いのが欠点でもあります。内容的には完璧なので、ゴジラ全作品を見た人から、初心者の方まで楽しめる作品だと思います。

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著者プロフィール

文芸・文化評論家 1959年、札幌生まれ。東京都立大学卒、成城大学大学院博士課程中途退学。文芸評論家、成蹊大学などでも教鞭を執る。 著書に、『「トム・ソーヤーの冒険」の世界』『「クマのプーさん」の世界』『快読 ホームズの『四つの署名』』『ガメラの精神史』(ともに小鳥遊書房)『スター・ウォーズの精神史』『ゴジラの精神史』(彩流社)『モスラの精神史』(講談社現代新書)や『大魔神の精神史』(角川oneテーマ21新書)のほかに、『〈男らしさ〉の神話』(講談社選書メチエ)、『社会が惚れた男たち』(河出書房新社)、『日経小説で読む戦後日本』(ちくま新書)、『新ゴジラ論』『フランケンシュタインの精神史』(ともに彩流社)など多数。

「2023年 『シェイクスピアの戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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