ネット狂詩曲

  • 彩流社
2.14
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779125096

作品紹介・あらすじ

終わりなき ネット時代の から騒ぎ

2017年11月に刊行(初版90万部!)されるや
中国で大きな反響を呼んだ最新作、早々に日本語訳が登場!

ここ数年、中国のネットを騒がせた事件をまとめて、
実はすべて一人の人物につながっていたとする小説である。

旅先でコールガールになった女性、
手抜き工事で崩落した橋の責任者、元省庁夫人、
美人局をする自警団などなど…。
住む場所も身分も貧富もまったく違う見ず知らずの
四人の男女が描く悲喜劇。

彼らが織り成す荒唐無稽な阿鼻叫喚は、
やじ馬にとってはこの上ない楽しみとなる。

原タイトル「吃瓜時代的児女們」は、
ネット時代に他人の騒ぎを見物して楽しむ人々を意味する。

現代中国髄一のユーモア作家・劉震雲が
辛辣な筆致で現代中国の問題をえぐり出す!

原書については邦訳前からも大注目で、
『週刊 エコノミスト』(2018年5月22日号)の
「海外出版事情」コーナーにて、
元獨協大学教授・辻康吾氏による書評が出ています。

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著者プロフィール

りゅう・しんうん
1958年、中国河南省延津県生まれ。
1973年から1978年まで人民解放軍兵士、
1978年、北京大学中国文学科入学、
1982年、同大学卒業後「農民日報」勤務、
1987年、この年発表の『塔鋪』で注目される。
2003年、『手機』が映画化される。
2010年、『我叫劉躍進』が映画化される。
2011年、『一句頂一万句』で第八回茅盾文学賞受賞。
2012年、『温故一九四二』が映画化される。
邦訳は本作の他に
『ケータイ」(桜美林大学北東アジア研究所)、
『温故一九四二』(中国書店)、
『盗みは人のためならず』『わたしは潘金蓮じゃない』
『一句頂一万句』(全て、彩流社)がある。



「2018年 『ネット狂詩曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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