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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779128967
作品紹介・あらすじ
原発事故後、全村避難を強いられた飯舘村は、もともと「日本で最も美しい村」に認定され、ブランド牛の産地としても名高い、畜産や酪農も盛んな村。原発事故のために手塩にかけて育てた牛を屠畜に出し、家族も暮らしも突然奪われた。絶望的な状況のなかで、悩み、苦しみ、それでも明るくたくましく生きる女性たち――この春公開のドキュメンタリー映画
『飯舘村 べこやの母ちゃん それぞれの選択』の監督による最新刊。
伝統の食や素朴で豊かな暮らし、戦争や開拓についての貴重な聞き書きなど、映画では表せない内容も豊富に描かれている。
「ここで全部やめたら、なんか悔しいんだよね。負けるような気がするの、東電と国に。
殺されるような、ほんとにおめら死ねって言われてるような気がする」
感想・レビュー・書評
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「この山並を仰いで一生を終りたい」
若い人たちは戻って来れなくても仕方ない。でも人生の大半をこの村で生きてきた年配者たちの、このちっぽけな望みを効率化で踏み潰していいわけない。
「ごめんね」「ありがとう」「ごめんな。うちに来たばっかりにこんな目に合わせて」
廃業を余儀なくされ屠殺に出す牛に酪農家が涙ながらにかける言葉。
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