飯舘村の母ちゃんたち;福島・女性たちの選択

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779128967

作品紹介・あらすじ

原発事故後、全村避難を強いられた飯舘村は、もともと「日本で最も美しい村」に認定され、ブランド牛の産地としても名高い、畜産や酪農も盛んな村。原発事故のために手塩にかけて育てた牛を屠畜に出し、家族も暮らしも突然奪われた。絶望的な状況のなかで、悩み、苦しみ、それでも明るくたくましく生きる女性たち――この春公開のドキュメンタリー映画
『飯舘村 べこやの母ちゃん それぞれの選択』の監督による最新刊。
伝統の食や素朴で豊かな暮らし、戦争や開拓についての貴重な聞き書きなど、映画では表せない内容も豊富に描かれている。
「ここで全部やめたら、なんか悔しいんだよね。負けるような気がするの、東電と国に。
 殺されるような、ほんとにおめら死ねって言われてるような気がする」

感想・レビュー・書評

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  • 映画『飯舘村の母ちゃん』制作支援の会
    https://iitatekachan.info/

    飯舘村の母ちゃんたち(仮) - 彩流社
    https://www.sairyusha.co.jp/book/b10031299.html

  • 「この山並を仰いで一生を終りたい」
    若い人たちは戻って来れなくても仕方ない。でも人生の大半をこの村で生きてきた年配者たちの、このちっぽけな望みを効率化で踏み潰していいわけない。

    「ごめんね」「ありがとう」「ごめんな。うちに来たばっかりにこんな目に合わせて」
    廃業を余儀なくされ屠殺に出す牛に酪農家が涙ながらにかける言葉。

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著者プロフィール

1948年島根県生まれ。
アジアプレス所属。
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)会員。
1988年よりイスラエル占領地を訪れ、
パレスチナ人による抵抗運動・インティファーダを取材。
特に女性や子どもたちに焦点をあて、取材活動を続けている。
他にもインドネシア、アフガニスタン、アフリカの子どもたちを取材。
新聞、雑誌、テレビなどで発表。

2007年、映画『ガーダ パレスチナの詩』制作。
第6回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞。
2011年、映画『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』制作。
坐・高円寺ドキュメンタリー大賞受賞。
2016年、映画『飯舘村の母ちゃんたち 土とともに』制作。

<著書>
『インティファーダの女たち パレスチナ被占領地を行く』(彩流社)増補版
『ガーダ 女たちのパレスチナ』(岩波書店)
『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』(彩流社)
『パレスチナ 戦火の中の子どもたち』(岩波ブックレット・岩波書店)

<写真集>『瓦礫の中の女たち』(岩波書店)

「2018年 『ぼくたちは見た[DVD]ライブラリー版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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