大阪「映画」事始め: 映画上陸120年の真実 (フィギュール彩 72)
- 彩流社 (2016年10月13日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779170775
作品紹介・あらすじ
映画の原型ともいえるスクリーン投影式の〈動く写真〉、
フランス製のシネマトグラフが
明治30年(1897)2月15日、
大阪・難波の南地演舞場で一般公開されました。
それが日本の映画興行の始まり。
大阪が映画興行の発祥地のみならず、
実は映画上映の発祥地である可能性が極めて高い。
当時、シネマトグラフだけではなく、
米国エジソン社が開発した
ヴァイタスコープという映写機も日本に渡来していました。
そのヴァイタスコープの試写が
間違いなく明治29年(1896)12月、難波の鉄工所で
行われていたのです。
そのとき映写した映像もほぼ特定できました。
シネマトグラフの京都での試写よりも1カ月ほど早い。
つまり京都が映画発祥地という定説を覆すことに
なるかもしれません。
2016年は正真正銘、映画上陸120年に当たる。
心斎橋の輸入商・荒木和一が単身渡米し
エジソンに直談判して輸入したヴァイタスコープ。
片や京都の実業家・稲畑勝太郎が
フランスから引っさげてきたシネマトグラフ。
両者でドラマチックな「攻防」が展開されました。
大阪と映画。
いかなる関わりがあるのか本書をご覧ください。
感想・レビュー・書評
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著者が努力して調査したことはわかるが、資料が少ない。残念。
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